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Cognos Analytics 新機能紹介 - 管理

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Cognos Analyticsの新機能を画面と共に紹介していきます。

今回は「管理」の機能です。

Cognos Analyticsのポータルの「管理」メニューで表示される、こちらの9個の機能の概要をそれぞれ説明します。
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アカウント

これはCognos Administrationであった、CognosやLDAPのネームスペースを操作する機能です。
下記は、「作成者」の役割にLDAP上のcoguser1ユーザーを登録している画面です。
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Cognos Administrationと異なる点としては、グループや役割のプロパティで「カスタマイズ」というタブがあり、グループ・ロール毎のデフォルトのホームページや表示される機能アイコン、テーマの設定などができる点です。
下では、作成者ロールのホームページが「人件費」という特定のレポートで、フィーチャーにHomeフィーチャーの「Help」という機能のチェックを外しています。
019.PNG

この状態でcoguser1でログインした初期画面です。
「IBM Cognos Analyticsにようこそ」の画面ではなく、実際のレポートが表示された画面となり、わかりにくいですが、赤枠のcoguser1という文字の右側に本来ある「Help」アイコンが非表示になっている事がわかります。
022.PNG

ライセンス

Analytics管理者権限や各ライセンスに紐づく権限を持ったユーザーが、何人存在するかを確認できる画面です。
あくまで確認するための画面で、この画面でライセンス登録が必要になった、というわけではないです。
001.PNG

アクティビティー

これもお馴染みの、Cognos Administrationで、現在・過去・未来のタスクを確認できる機能がありますが、同じ機能となります。
002.PNG

コンテンツ

これもCognos Administrationに存在する機能ですが、コンテンツのエクスポート&インポート機能です。
Cognos Administrationでは、フォルダやパッケージ単位でのエクスポートが可能でしたが、ここのメニューではあくまでContent Store全体、つまり全コンテンツのバックアップ機能となります。
「復元」タブで、全コンテンツのリストアができます。
002.PNG

データ・サーバー接続

データ・モジュールの機能を使用する際のデータソースを登録する機能になります。
Cognos Administrationのデータソースの登録と似ていますが、データソースの登録で登録したエントリーは、データ・モジュールでは使用できません。
「メタデータのロード」は、データ・モジュールの高速化のために、メタデータをCognosサーバー上にキャッシュしておく機能です。
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構成

データのアップロード場所やサイズ制限を指定する機能です。
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カスタマイズ

Cognos Analyticsのポータルやレポート作成画面などの見栄えのUIを操作する機能です。
Cognos BIでは、system.xmlでUIの編集を行っていたと思いますが、Cognos Analyticsではこの機能で行います。

こちらは提供されているサンプルですが、自由にカスタマイズしたい場合、このようなZIPファイルを作成する事から始まります。
001.PNG

ZIPファイルを展開してみると、全体の管理を行うこの様なspec.jsonというファイルが存在します。
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また、このようなフォルダ構成で、css、image、JavaScriptのファイルなどがZIPには含まれています。
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これらのZIPファイルを、カスタマイズ機能の「拡張」から取り込みます。
下は、Sample_Welcome.zip(ポータル変更用)、Sample_Login.zip(ログイン画面変更用)を取り込んだ状態です。
010.PNG

「ビュー」のタブで、ホームページに先ほどの「Sample welcome」、サインイン・ページに「Sample login」を指定しています。
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ログイン画面です。変更されているのは一目瞭然ですね。
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ポータル画面です。
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また、こんな感じにポータルに表示されるメニューを追加し、頻繁に使われるレポートを登録したり、
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この様にテーマ(画面全体の雰囲気)を変える事も可能です。
027.PNG

JSONを書いて、JavaScriptやCSSも書いて作っていく必要がありますが、UIの変更は良くある要件なので、このあたりの実装手順はキャッチアップして行く必要がありますね。

管理コンソール

これは単純で、Cognos Administrationがそのままの機能で起動できます。
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新規ジョブ

これも単純ですね。ジョブの作成はここから行います。
ジョブの作成は管理者の仕事という位置づけで考えるという事でしょうか。
005.PNG

いかがだったでしょうか。
UIのカスタマイズやグループ・役割ベースでの機能やホームページの設定など、実際のプロジェクトで使う重要な機能が盛りだくさんで、操作を学んでいく必要がある機能かなと思います。

他の新機能に関しても、こちらからご参照下さい。

Cognos Analytics 新機能紹介 - 一覧
http://qiita.com/shinyama/items/eabf2076e7c0ecaa6b44

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