概要
Cognos Framework Managerで、2つの表間に複数のリレーションを張らないといけない場面に出くわす時があります。
具体的には以下のような場合で、ファクト表に「購入顧客」「発送先顧客」「請求先顧客」などの「顧客」のバリエーションを持った列があり、対する顧客表は一個しかない場合です。
同様に「購入日付」「発送日付」「支払い日付」と「日付表」でも起こりますね。
こういう場合に、素直に以下のようにリレーションを3つ張ってしまうと、レポートを実行した時に、間違った結果を出力してしまう原因になります。
対処方法
対処法としては、以下のように「顧客表」のショートカットを3つ作成し、それぞれ用途がわかるように(購入顧客)(発送先顧客)(請求先顧客)の名称をつけ、ファクト表と1本ずつリレーションを張ってください。
これで正常な値が出力されるようになるはずです。
知っていれば、さらっと回避できる話なので、複数リレーションに出くわした時に、是非この記事を思い出して頂ければと。