概要
Cognos BI&Analyticsでいわゆる縦持ち表を横持ち表に変換して、レポート出力する例です。
そのままFramework Managerで取り込んで、レポート出力すると以下の表示となります。わかりにくいですね。
実装方法
やり方はまあ、SQLを知っている方であれば簡単です。
Framework Managerで、セマンティックレイヤにテーブルを取り込む代わりに、クエリーサブジェクトを作成します。※作成の際は、下記のように「データ・ソース」タイプを選んで頂き、メタデータ・ウィザードを実行しないようにすれば、クエリーサブジェクトにSQLを直接記載する事ができます。
クエリーサブジェクト内のSQLの定義としては、以下のようなものを記載します。※[]内はデータソース名です
with w1 as (select PRODNAME,DATATYPE,DATAVALUE from [DB2SAMPLE2].PROD_TATE order by PRODNAME asc),
w2 as (select PRODNAME,
case DATATYPE when 'VOLUME' then DATAVALUE end as VOLUME,
case DATATYPE when 'WEIGHT' then DATAVALUE end as WEIGHT,
case DATATYPE when 'PRICE' then DATAVALUE end as PRICE
from w1)
select PRODNAME,
max(VOLUME) as VOLUME,
max(WEIGHT) as WEIGHT,
max(PRICE) as PRICE
from w2
group by PRODNAME
こうやって取り込んだPROD_YOKOをレポートで表示すると、無事にこの表示になります。
良く使う方法なので、ご活用頂ければと思います。