Java8インターフェースのデフォルト実装がもたらす罠

EOLなバージョン使うのやめようぜ...

久しぶりぶりか、もしかしたら初めてかもしれないIteratorを実装してみたんですよ。
コミットしたら何故か他の人のEclipseでは赤くなるんですよね。

Java8Iterator.java

import java.util.Iterator;

public class Java8Iterator implements Iterator<Integer> {

    @Override
    public boolean hasNext() {
        // TODO Auto-generated method stub
        return false;
    }

    @Override
    public Integer next() {
        // TODO Auto-generated method stub
        return null;
    }

}

Java7Iterator.java

import java.util.Iterator;

public class Java7Iterator implements Iterator<Integer> {

    @Override
    public boolean hasNext() {
        // TODO Auto-generated method stub
        return false;
    }

    @Override
    public Integer next() {
        // TODO Auto-generated method stub
        return null;
    }

    @Override
    public void remove() {
        // TODO Auto-generated method stub

    }

}

違いがわかるだろうか？　Java7Iteratorではremoveメソッドあり、Java8Iteratorではremoveメソッドが実装されていないのだ。実装されていなくても問題の無い環境があったり、実装されていないとコンパイルエラーな環境もある。

プロジェクトのJava Build Pathを見ると「JRE System Library [JavaSE-1.6]」だ。Java7ですらなかったのか！

プロジェクトの設定がJava 1.6でもjre1.8.0を使っていると、Eclipseの「Add unimplemented methods」で生成されるコードにはremoveメソッドが含まれない。
ちゃんとjre1.6を使うようにCompatible JREを設定すると、生成されるコードにはremoveメソッドが含まれるようになった。

JDK8のsrc.zipを確認すると、Iteratorインターフェースにはデフォルト実装が記述されてますね。デフォルト実装があると未実装メソッドとしては扱われないと。

そういうわけでEOLなバージョンのJavaを葬るか、しっかりCompatible JREを設定するかしましょう。