コマンドラインウインドウって何?
:で実行したExコマンドや/と?で検索した履歴をvimのウインドウに表示したり再実行できる機能です。
コマンドモードは1行しかないので履歴を辿るのに視認性が悪かったり、カーソル移動が矢印キーなので面倒だったりしますが、コマンドラインウインドウではウインドウ内に数行分の履歴を表示したり、vimのカーソル移動やコマンドを実行できるので、使いやすくなっています。
※ここで言うウインドウはWindowsやMacのウインドウではなく、vimのウインドウです。
どうやって使うの?
履歴を表示、実行する
Exコマンドの場合、:の代わりにq:を入力するとvimのウインドウが分割されて下側にコマンド履歴が表示されます。
vimを終了する:qと間違えて入力したことがある人は見覚えがないでしょうか?
ここでEnterを入力するとカーソルがある行のコマンドが実行されます。もちろん編集もできます。
また、履歴から前方検索したい場合は/の代わりにq/、後方検索の場合は?の代わりにq?を入力すると同様にコマンドラインウインドウが開きます。
コマンドラインウインドウを閉じる
vimのウインドウなので:qで閉じます。
その他の機能
履歴をvimのコマンドラインに送る
コマンドラインウインドウでCtrl-Cを入力するとカーソルがある行の履歴がコマンドラインに送られます。
コマンドラインに移動後、EscやCtrl-Cで実行をキャンセルするとコマンドラインウインドウも一緒に閉じます。
コマンドラインウインドウを開く別の方法
:や/、?でコマンドラインに移動後、Ctrl-Fを入力するとコマンドラインウインドウが開きます。
もっと詳しく
続きは:help cmdwinで
