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flask-babelを使って多言語化サイトを作ってみる

Last updated at Posted at 2015-07-20

flask-babelを使って他言語化サイトと作ったので、作り方をドキュメント化

こちらのサイトを、参考にしたが、5年ほど前に書かれていて、現状と合わなくなっているものもあるので、少し修正した。

サンプルのコードはこちらのgithubにあげている。
https://github.com/shibacow/flask_babel_sample
(実際これだけでこのブログの意図は達成できているかも)。
上のレポジトリをクローンして、FlaskとFlask-Babelを入れれば動くと思う。

インストール

flask-babelはflaskでi18nを実現するためのライブラリだ。flask-babelのサイトはこちら

インストールはpipを使って次のようにする

pip install Flask-Babel 

もとにしたサイトのままで行ける。

言語の自動判別の準備

@babel.localeselector
def get_locale():
    return request.accept_languages.best_match(['ko','zh','ja', 'ja_JP', 'en'])

で自動判別が出来る。

翻訳元のhtmlの準備

の様に、

<p>
  message: {{ gettext('Hello world!') }}
</p>

のようにgettextで囲んだ文章を用意する。 message: {{ _('Hello world!') }}の様に_()を使用してもよい。こちらの'Hello world!'が差し替わる文言の対象になる。

翻訳

あとは、こちらの記事にあるように、babel.cfgを用意して、

$ pybabel extract -F babel.cfg -k lazy_gettext -o messages.pot .
$ pybabel init -i messages.pot -d translations -l ja

で translations以下にjaフォルダが出来る。

同じような感じで、

$ pybabel init -i messages.pot -d translations -l en
$ pybabel init -i messages.pot -d translations -l zh
$ pybabel init -i messages.pot -d translations -l ko

などを作る。ko,zhなどの言語ロケール名は、ISO-639-1というコードで決まっているようだ(https://ja.wikipedia.org/wiki/ISO_639-1%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%89%E4%B8%80%E8%A6%A7)

そうすると、

が出来る。messages.poを開いて、msgidの下にあるmsgstrに翻訳した文言を入れる。msgidは入っているが、msgstrは入っていないので自分で翻訳した文言を埋める。

全て言語を翻訳した後、

$ pybabel compile -d translations

でコンパイルする。/messages.poの中にfuzzyという文言が含まれていると(翻訳途中だと見なされて)コンパイルされないので、messages.poからfuzzyという言葉を削除しておく。

コンパイルが終わると、messages.moが出来る。

バイナリファイルのようだ。

翻訳結果の確認

この状態で python srv.pyを実行すれば、元来Hello Worldが入っている部分が、ブラウザーの言語選択によって、

中国語

とか

日本語

の様に翻訳した言語に差し替わる。

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