cURL等で利用される、libssh2ライブラリ。インストールには若干の癖があるため、メモを兼ねて投稿します。
2018年2月現在のバージョンは「1.9.0」となります。
尚、インストールには事前にOpenSSLとzlibがインストールされていることが条件となります。
以下の投稿を参考にしてください。
OpenSSL(1.0.x)をインストールする(ソースからコンパイル)for CentOS 7.2
zlibをインストール(ソースからコンパイル)for CentOS7.2
##事前準備作業
configureで行われるテストで、LD_LIBRARY_PATHを無視した動作が行われるため、ライブラリをあらかじめみえる位置に置いておく必要があります。
OpenSSL系ライブラリとincludeファイルの配置
ln -s /usr/local/ssl/lib/libssl.so /usr/local/lib/libssl.so
ln -s /usr/local/ssl/lib/libcrypto.so /usr/local/lib/libcrypto.so
ln -s /usr/local/ssl/include/openssl
##インストール作業
インストール
cd /usr/local/src
wget https://www.libssh2.org/download/libssh2-1.9.0.tar.gz
tar xvzf libssh2-1.9.0.tar.gz
cd libssh2-1.9.0
#OpenSSLのパスを指定
export LDFLAGS="-L/usr/local/ssl/lib"
export CPPFLAGS="-I/usr/local/ssl/include"
export CFLAGS="-I/usr/local/ssl/include"
./configure \
--with-openssl=/usr/local/ssl \
--with-libssl-prefix=/usr/local/ssl/include/openssl
make
make install
これで、/usr/local配下にインストールが完了します。
あとは、適宜cURL等のソフトウェアから/usr/local/libを参照することで利用可能です。