実行環境 |
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Cocos Code IDE Mac OS X 1.0.0-RC1 |
Cocos2d-x V3.2 |
Lua言語 |
Cocos Code IDE Mac OS X 1.0.0-RC1で実行時のシミュレーターのデフォルト設定を変えたかったので調べてみました。
Macで実行しました。Windowsはわかりません。
iOSシミュレーターのことではないです。Macのアプリとして実行されるやつです。
ここでの方法はプロジェクトごとに作業が必要です。
やりたいこと
- 横画面から縦画面にしたい
- 画面サイズを変えたい
- iPhone6も選択できるようにしたい
- 起動時に[Control]メニューの[Keep Window Top]のチェックを外したい。
- 起動時に[View]メニューの[Zoom Out(50%)]に設定したい。
1と2と3について
プロジェクトに含まれるconfig.jsonの設定で可能でした。
1は"isLandscape": false
2は"width"と"height"を変更すると"simulator_screen_size"の中から同じものを探すのではないかと推測しています。
3は"simulator_screen_size"にiPhone6を追加しました。
{
"init_cfg": {
"isLandscape": false,
中略
"width": 960,
"height": 640,
中略
},
"simulator_screen_size": [
中略
{
"title": "iPhone 6 (1334x750)",
"width": 1334,
"height": 750
},
{
"title": "iPhone 6 Plus (1920x1080)",
"width": 1920,
"height": 1080
},
以下略
setDesignResolutionSizeの幅と高さも変えてあげます。言語はLuaです。
中略
cc.Director:getInstance():getOpenGLView():setDesignResolutionSize(320,480,0)
4と5について
設定等がみつかりませんでした。runtime/macディレクトリ内の拡張子appファイルを実行しているようなので、これを新しく作ることで対応ができました。簡単にできましたが、ビルドするので時間がかかります。
ただし、ここでの方法よりもっといい方法があるかもしれません。
(以下メモ書きのようなものでわかりにくいかもしれません。すいません。)
準備として先にプロジェクトを右クリック、[Cocos Tools]の[Add Native Code Suuport...]を実行しておきます。
すると[プロジェクトのディレクトリ]/frameworks/にいろいろファイルを作ってくれます。
シミュレーターの設定を変えるために[プロジェクトのディレクトリ]/frameworks/runtime-src/proj.is_mac/mac/SimulatorApp.mmを修正します。
中略
105行目くらい
g_windTop = true;
以下略
中略
g_windTop = false; // 修正 [Keep Window Top]にしない
frameZoomFactor = 0.5; // 追加 [Zoom Out(50%)]にする
以下略
プロジェクトを右クリック、[Cocos Tools]の[Build Custom Runtimes...]で[Next]を押したあとの[Build Mac Runtime]にチェックを入れて[Generate]をクリックしてビルドします。初回は時間がかかります。
新しく[プロジェクト名].appファイルが[プロジェクトのディレクトリ]/runtime/mac/にできたと思いますので、上部にある[Debug Configurations]ボタンを押して、[Mac OSX]の[Runtime path]に作成されたappを選択すれば完了。
ここで作成した拡張子appのファイルですが、他のプロジェクトでもコピーして使い回しが出来ました。中身は一緒なんですかね?