はじめに
7/7(火)にCAさんで行われていた
"CAOS 2015 Summer「開発効率のツール開発とオープンソース活動」"
の勉強会に行ってきましたので、その内容をレポートさせて頂きます!
勉強会のagendaは、下の3点になっています.
- スマートフォン端末検証システム STF
- リアルタイム通信基盤 duck
- デザイン作業効率化ツール ImageHayabusa
まとめた内容に間違ってる点などあったらご指摘していただけますと幸いですー!
全体のまとめ
STFはandroid端末に対して、スマートフォンやPCのブラウザからアクセスできるようになるシステム.
簡単なテストにはすごく重宝しそうだが、触り心地やレスポンスの確認などは難しく、これだけでテスト全体の担保はできないかも..?
duckはリアルタイム通信用の基盤.
アプリ側にて、通信プロトコルをwebsocket、MQTTの中から選ぶことができる.
既に2つのアプリが運用にのっており、実績はあるとのこと.
ImageHayabusaは、APIを叩いて、サーバー上にアップロードされたリソース(png,psd,ai)に対して所望の加工を加えてくれるwebアプリケーション.
製作者に直接聞いたところ、一番良く使われている機能はpng画像のリサイズ、切り出し、圧縮の3点.
STF (Smartphone Test Farm)
サーバーにつないだandroid端末に対して、
スマートフォンやPCのブラウザからアクセスできるようになるシステム.
できること
- Web 上で各端末のリアルタイムログを取得
- ドラッグ&ドロップでアプリ(.APK ファイル)のインストール
- ブラウザからのリモートシェルの実行
未対応の機能
端末の権限設定
=> だれでもその端末のrootになれちゃう!
端末の初期化
=> usbが繋げなくなっちゃうので
音の再生
=> 対応予定!
appiumなどを用いたシナリオテスト
=> システムの主な目的はリモートアクセスなので、自動テストなどは考えてない.
=> PRお待ちしています.
複数端末を同時に操作可能
=> gihyoとかには出来るって言ってたけど、最新版ではできなくなった.
=> あんまり使われないわりには、リモート端末の通信品質の劣化が見込まれるので
参考リンク
所感
appiumに対応したら、導線確認などの簡単なテストに重宝しそう!
アプリの手触り等の確認に使えるかは、実際使ってみないとなんとも言えない感じ.
duck
社内で利用するリアルタイムメッセージ基盤.
特徴としては、サービスの開発者が、
通信プロトコル(websocket, MQTT)やデータフォーマット
(JSON, MessagePack, Protocol Buffers)を選択することができること.
導入実績
すでに2アプリで導入されているとのこと
同時接続2000人
1.2億 messages/month
の環境で現在稼働しているとのこと
所感
メッセージ周りのミドルウェアは、対応している通信プロトコルや、CAさんの過去の発表内容から、RabbitMQかなぁ.
toychat見ると、proxyサーバーがclientをchatサーバーに振り分けたあとも、clientの監視に使われている模様.
普通にやると、scaleするときに、こいつがボトルネックになりそうだなぁと思うのだが、どうだろう.
参考リンク
(たしか、toychatと関連があるとかなんとか言っていたような...うろ覚え)
http://ameblo.jp/principia-ca/entry-12016672808.html