Electronアプリからファイルをダウンロード

Electronアプリからファイルをダウンロードする方法です。
自分好みのPushbulletクライアントを作成する途中で必要になりました。

前提

・PushbulletのAPIだとpushしたファイルのURLをの形式で取得できます。このファイルをElectronアプリ上で取得してローカルに保存します。

https://dl.pushbulletusercontent.com/<ID文字列>/<ファイル名>

・Mac環境でのみ確認しています。
・とりあえず次の拡張子で動作確認しています：txt,xml,svg,jpg,png,pdf,key,zip

方法

let request = require('request');

// ①
request(url, {
    encoding: 'binary'
}, (error, response, body) => {
    if (!error) {
        let remote = require('remote');

        // ②
        let lastSavePath = window.localStorage.getItem('lastSavePath') || '';

        // ③
        remote.require('dialog').showSaveDialog({
            defaultPath: lastSavePath + filename,
            title: 'Download File',
            filters: [{
                name: "File",
                extensions: [filename.split('.').pop()]
            }]
        }, (filePath) => {

            // ④
            if (filePath) {
                let fs = require('fs');

                // ⑤
                let savedFileName = filePath.split('/').pop();
                window.localStorage.setItem('lastSavePath', filePath.replace(savedFileName, ''));
                fs.writeFile(filePath, body, 'binary', (err) => {});
            }
        });
    }
});

①. requestでurlにアクセスしてエラーが返ってこなければファイルの保存処理に進みます
②. lastSavePathは前回ファイルを保存したパスです。⑤で設定しています。
③. オプションを設定して保存ダイアログを呼び出します

• defaultPath: 保存先の初期パス　ファイル名まで指定しないと"名称未設定"で初期表示
• title: ダイアログのタイトル
• filters: nameとextensionsは必須のパラメータ
• name: 意味はよくわからない。今回の使い方ではなんでもいいっぽい
• extensions: ファイルの拡張子

④. 保存ダイアログでOKされたら保存先パスがfilePathに入ります。
　 キャンセルされるとundefinedです。
⑤. 保存されたファイル名をsavedFileNameに取得します。
　 filePathからファイル名を除いて保存先パスをlocalStorageに入れておきます。
　 '/'で分割しているのでWindowsだとうまく動かないかも。

参考URL

Electron の dialog モジュールを使ってみる