active_decorator 0.9.0 は関連モデルオブジェクトを自動デコレート

昨日リリースされた active_decorator 0.9.0 で，関連モデルオブジェクトが自動的に
デコレートされるようになったようです。

Changelog や HISTORY の類が無いので，何が変わったのか，にわかには分からないのですが，README.md の「Features」の四番目にこっそり

fetching already decorated Active Record model object's association

が追加されてました。

今までは，あらわにデコレートするコードを書くか，関連モデルオブジェクト部分の
ビューを別のテンプレートに切り出すしかありませんでした。

すばらしい！

なんのこっちゃ？

たとえば，一つの Publisher を表示する publishers#show のビューにおいて，
Publisher にぶら下がっている（belongs_to している）Book たちの一覧を
表示するとしますよね。

コントローラーで

@publisher = Publisher.find(params[:id])

すると，これがビューに渡されたときに自動的にデコレートされ，この @publisher に対し，PublisherDecorator のメソッドが呼べます。

しかし，バージョン 0.8.0 までの場合，@publisher.books の要素たちはデコレートされないので，そいつらに対し BookDecorator のメソッドを呼び出そうとしても NoMethodError になっていました。

バージョン 0.9.0 では @publisher.books たちも自動でデコレートされるので，何も考えずとも同じテンプレート内で BookDecorator のメソッドが呼べる，というわけです。