8
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

JobScheduler 1.10新機能:JOEのダイアグラム表示

Last updated at Posted at 2015-12-11

JobSchedulerについて

JobSchedulerは独SOS社(Software- und Organisations-Service GmbH)によって開発されている、ジョブ管理システムです。
JobSchedulerの主な特徴は、下記となります。

  • オープンソース(GNU Public License V.2)
  • Linux/Windows版は、無料で使用可能。
  • サポートライセンスを購入すれば、ユニバーサル・エージェントの利用に加えて、障害対応、バグフィックス/ワークアラウンドの提供、新機能の早期提供、チケットシステム(OTRS)、JIRAの利用が提供される。
  • プログラマブル
  • ジョブの中で、Java, Perl, JavaScript, VBScript, Powershell, javax.scriptの内部APIを使ったロジックを記述可能
  • 外部API(XML形式)によりRESTまたはコマンドラインからジョブの実行制御、実行状況の取得が可能
  • エンタープライズ・グレード
  • ファイル転送やログローテンション等豊富なテンプレート機能
  • リモートジョブ実行、冗長化機能、ロードバランス、外部認証等、エンタープライズ向け大規模システム対応
  • JasperReport(ジョブ実行レポート)やZabbix/Nagios(ジョブ実行監視)との連携機能
  • MySQLの他、PostgreSQL, Oracle, DB2, MS SQL Server, Firebirdに対応
  • 豊富な導入実績

詳細な情報については、以下をご覧下さい。

JOE V.1.10でのダイアグラム表示

JOE (Job Object Editor)は、JobSchedulerのジョブ定義(XMLファイル)を生成するデスクトップ(スタンドアローン)プログラムです。
最新版のV.1.10から、下記のようなジョブチェーンのフローダイアグラムが表示できるようになりました。
image

https://kb.sos-berlin.com/display/PKB/Howto+enabling+Job+Diagram+viewer+in+JOE
この機能はGraphvizというオープンソースのグラフ描画ツールを使っていますので、追加インストールが必要です。

Graphvizのインストール

まず下記ダウンロードリンクから、プラットフォームを選択し必要なパッケージをダウンロードします。
http://www.graphviz.org/Download..php
以下、Windows7 64bit環境での例となります。
Windows版のGraphvizの最新版は、2015/12月現在V.2.38でしたので、graphviz-2.38.msiをダウンロードし、起動します。
普通にインストールした後、スタートメニューにGraphvizのフォルダができ、gvedit.exeというGUIツールが使えるようになりますが、JOEではこれは使いません。
image

パスの設定と動作確認

JOEからGraphvizを呼び出せるように、システム環境変数としてのPathを設定します。
スタート→コンピューター→コンピューターを右クリック→プロパティ→システムの詳細設定を順にたどるか、コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム→システムの詳細設定を順にたどって、システムのプロパティを表示し、環境変数ボタンをクリック、システム環境変数のリストボックスの中からPathの行を選択して、編集ボタンをクリックします。
image
Graphvizのインストールパス(C:\Program Files (x86)\Graphviz2.38\bin)を追加し、OKをクリックして保存します。
最後に、コマンドプロンプトを開き、

>dot -?

と入力して、ヘルプメッセージが表示されたら完了です。

表示

あとは、普通にJOEを起動し、ジョブチェーンを選択すると下記のようにダイアグラムが表示されます。
image

8
8
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
8
8

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?