LoginSignup
3
3

More than 5 years have passed since last update.

Racemi、SoftLayerオファリング活用のコツ

Last updated at Posted at 2014-12-03

この文章について

SoftLayer Advent Calendar 2014に投稿してます。
http://qiita.com/advent-calendar/2014/softlayer2
※他メンバーの技術情報もご参照にしてください。

サーバ移行を試験的に試そうとしている方に、Racemi、SoftLayerオファリングを有効に活用いただきたいと考え書いてみました。
2014年12月4日現在の情報ですので、お試しになるタイミングではご利用いただけない場合があります。
適宜読み替えてご活用ください。

Racemiとは

 Racemiとはクラウドへのお引越しツールです。
 簡単にいうと・・・
 社内の物理サーバ/仮想サーバを、OS/ミドルウェア、各種設定を丸ごと
 クラウド(IaaS)へ移行することができます。
 SaaSで提供されているため、移行に必要なツールやストレージの準備が省け、作業の標準化も行えます。
 専用のWeb管理ポータルが提供されており、どこからでもシンプルに移行ができます。

各社オファリングについて

  • Racemiオファリング

 ただ今Softlayerへの移行は、無料でご利用いただけます。
 仮想環境や物理サーバなど、移行元の制限はありません。
  ※対応OSやバージョンの制限あり

 2.png

 RacemiOffering Link

  • SoftLayerオファリング

 データーセンタ開設に伴う、オファリングを活用します。
 オファリングは初回の請求において、$500引きが適用されます。
 ということは・・・
 最大限に活用する場合は、初回オーダーにオプションを不断に盛り込みましょう
 オーダー時は、必ず月額課金を選びましょう。

Racemiデプロイ時は、ちょっと有償!?

 2つのオファリングを正しく理解して利用することがポイントです。
 Racemiの操作ごとにSoftLayerへ連携が行われます。
 以下のポイントでちょっと課金されます。

 ・Racemiによるキャプチャー時、ファイルはいObjectStorageに保存される。
  この保管料金は従量課金の対象となる。

 ・Racemiによるデプロイ時に、SoftLayerプロモーションコードの入力はできない。
  Racemiからのデプロイしたインスタンスは時間貸しとなる。

  これらを踏まえて、移行費用を最小限に抑えるコツをまとめてみました。
  また、もっと良いアイデアがあれば教えてください。

費用を抑えるコツ

  • キャプチャー(Racemi)
     ディスクは、なるべくアンマウントしましょう。※1
     物理的、システム的、アプリケーション的に可能な場合に限る。

  • デプロイ(Racemi)
     ウィザードの移行先のマシンスペックは比較的小さいスペックを選びましょう。
     (SoftLayerのオファリングが使えず、Racemiよりデプロイされるため)
     CPU、メモリの組み合わせを任意に選択できます。(下図)
     ディスクは移行元サイズにより、搭載サイズより大きいものが自動的に選ばれます。※1
       3.png

  • 移行後の操作(SoftLayer)

  課金メータが上がってますので、手際よく行いましょう(^^;
  ・デプロイのイスタンスへの接続
  ・移行後の稼働確認(最低限のアプリ確認事項などはリストしチェック)
  ・イメージ・オプションによりイメージ取得
  ・Racemiより移行した仮想インスタンスを削除
  ・イメージよりデプロイする※ここでプロモーションコード入力(オファリング活用!)

最後に

 オファリングを使うとはいえ、Racemiで移行の際には以下の費用が発生します。
 移行中に使ったオプションなど消し忘れると課金対象となります。
 ご利用後は必要に応じて後片付けしましょう。

 とは言えかなり、お安いですので・・・
 気にならない方は思う存分ご利用ください(^^;
 
 ・ObjectStorage(Racemiポータルよりキャプチャーイメージの削除)
 ・インスタンス&ポータブルディスク/時間
 ・イメージ・オプション

3
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
3