たまにファイルやフォルダからzip書庫を作成して、書庫に対してパスワードを付加したい、ということがあるかと思います。
それをターミナルから実行しようとするたびに忘れているのでここにメモなのです。
zip書庫作成時にパスワードを付加する
zipコマンドでパスワードを付加してzip書庫を作成するには、-e
オプションを使います。
ちなみにディレクトリとその配下のファイルも一緒に圧縮する場合は-r
オプションを使います。
$ zip -e file.zip file.txt
Enter password: (入力する)
Verify password: (入力する)
adding: file.txt (deflated xx%)
この書庫を展開しようとすると……
$ unzip file.zip
Archive: file.zip
[file.zip] file.txt password: (入力する)
inflating: file.txt
パスワードを聞かれていますね。
既にあるzip書庫に対してパスワードを付加する
パスワードの付加されていないzip書庫に対して、後からパスワードを付加するにはzipcloakコマンドを使います。
$ zip file.zip file.txt
adding: file.txt (deflated xx%)
$ zipcloak file.zip
Enter password: (入力する)
Verify password: (入力する)
encrypting: file.txt
この書庫も展開しようとすると……
$ unzip file.zip
Archive: file.zip
[file.zip] file.txt password: (入力する)
inflating: file.txt
となります。