事前準備
- Virtual BoxでCentOS7を立ち上げました
手順
root権限で作業をします。
yumの設定とyum-utilのインストール
yum update
yum install yum-utils
※ プロキシ環境の場合は、yumを使うときにはプロキシ設定が必要です。
vi /etc/yum.conf
設定ファイルに以下の記述を追加します。
proxy=http://proxy.xxx.xxx:pp
※ xxx.xxx = 指定するIPアドレス pp = ポート番号
参考にしたサイト
yum,wgetのproxy設定(centOS 7)
DockerとDocker Composeのインストール
# Dockerのインストール
yum-config-manager --add-repo https://download.docker.com/linux/centos/docker-ce.repo
yum install docker-ce
systemctl start docker
systemctl enable docker
# 一般ユーザ×××× に権限追加
usermod -g docker ××××
# Docker Composeのインストール
curl -L https://github.com/docker/compose/releases/download/1.14.0/docker-compose-`uname -s`-`uname -m` > /usr/local/bin/docker-compose
chmod +x /usr/local/bin/docker-compose
- usermod
ユーザーのアカウント情報を変更するコマンド。-gで所属するグループを指定する。
ちょっと試しにコンテナを起動させてみました
[root@localhost ××××]# docker run hello-world
Unable to find image 'hello-world:latest' locally
latest: Pulling from library/hello-world
b04784fba78d: Pull complete
Digest: sha256:f3b3b28a45160805bb16542c9531888519430e9e6d6ffc09d72261b0d26ff74f
Status: Downloaded newer image for hello-world:latest
Hello from Docker!
This message shows that your installation appears to be working correctly.
と色々メッセージがでてきます。
ちゃんとDockerがインストールできていることを確認できました。
躓いたところ
-
sudo bashが使えない問題
いつも当たり前のように使っていたsudo bash。なのに今回は使えない…!と思ったら、sudo bashを使うためには、ユーザにroot権限を付与する必要があるみたいでした。そのときはvisudoコマンドを使います。
手順はこちらのサイトを参考にしました。
作成したユーザーにroot権限を持たせる設定
今まで上司が、いかに環境を整えていてくれてたのかを、知ることができました。 -
yumできない問題
yumコマンドを打つとき、最初はネットワークにつながらないというエラーがでました。これはプロキシの設定をしていないことが原因でした。ネットワーク系の時はプロキシを忘れない! -
netstatできない問題
とりあえずネットワーク系のエラーの時はnetstat…と覚えていたのですが、netstatがコマンドとして認識されませんでした。これはnetstatがssコマンドに変わっていたためでした。
ついでに、route → ipコマンド、ifconfig →ipコマンドに変わっているとのこと。私が知っている数少ないLinuxコマンドだったのに、こんなに変わっているとは…
感想
Dockerのインストールは、バージョンの違いによって適宜方法が変わるようです。
しかもかなりの頻度だそうです。
AWSでDockerを扱ったことがありますが、いちいちそんなこと気にせずに、初めからDockerを使うことができるのは大変ありがたいことだったのだなあと思いました。
あと、何回プロキシ設定に苦しめば気が済むんだ…という感じなので、ネットワーク系のときはプロキシ設定忘れない!を忘れないようにしたいです。
今後はこの環境を使って、ロケットチャットを立ち上げたいです。ただ今絶賛苦戦中なので頑張ります。