全俺が泣いた!kintone“発見”からの3年弱を振り返る

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kintone Advent Calendar 2015の23日目の記事です。

はじめに

みなさん、こんにちは。
kintoneエバンジェリスト/ラジカルブリッジ代表の斎藤です。

約3年前に“発見”したkintoneが好きになりすぎて、kintoneで仕事がしたい・kintoneに毎日触れていたいと夢見て、夢中になって走ってきた結果、今ではなんとかkintoneで飯が食えるようになってきました。

これまでのkintone Advent Calendarを見ていると、当然ではありますがそれなりに技術系の投稿が多いようなので、今回はkintoneを発見してからのこの3年弱を振り返り、kintoneが今のように多くの方に知ってもらえるようになってきたこれまでの流れを、kintoneの様々なトピックと共に、あくまで自分目線で年表風に書き綴ってみたいと思います。(Advent Calendar 初心者なので、技術ネタ以外でも良いのかどうかわからないのですが...)

2013年

2月 kintoneを“発見”

「発見」という言葉はサイボウズさんに失礼かもしれませんが、当時のことを思い出すとまさに「発見」という言葉が相応しいと思います。
当時、とあるシステム導入案件の相談があり、予算的な制約もある中、その会社がやりたいことを実現できるクラウドサービスは無いかといろいろネットを探していました。いわゆるSaaS(Software as a Service)は多く見つかるものの、要件にピタッとはまるサービスはなかなか見つかりません。一方、PaaS(Platform as a Service)もいくつか検討しましたが、結局やりたいことを実現するためにはそれなりに自作せねばならず、作業工数の面で見合いません。

そんな中“発見”したのが「kintone」でした。

一般的なSaaSは、良くも悪くもお仕着せの機能を使うしかなく、業務に合わない部分や不足している機能があればなかなか導入に踏み切れません。PaaSも、サーバーのことを気にせずに開発に集中できるとは言え、結局作るべきものが多すぎます。

その点、kintoneは誰でもノンプログラミングでクラウドDBを作れてしまいますし、コミュニケーション機能やワークフロー機能まで備わっているので、相談されていた案件にも十分に対応できることを確信しました。
そしてなんと言っても、ドラッグ&ドロップでサクサクとアプリができてしまう感覚は、システム構築という仕事の話以前に、子供の頃に初めてパソコンを触れた時のワクワク感のようなものを感じるものでした。

まさに秘密の宝箱を発見したような、そんな気持ちだったことを思い出します。

しかし、今年のkintone Advent Calendarを見てもわかりますが、今やJacvaScriptカスタマイズやREST APIの話題で持ち切りのこのkintone、この時点では JavaScript APIは提供されていなかったのです。そして、REST APIは2012年6月に一般利用ができるようになっていたようですが、この時点では利用にあたって事前申込が必要でした。公式のAPIドキュメントもネットには掲載されておらず、利用申込をした人だけが、PDFで配布されていたAPI仕様書を見ることができたという状況です。私も当時は利用申込をさせていただきました。
今のオープンさが考えられないくらいですね(^^;

7月 JavaScript API 提供開始

ついに「JavaScript API」が利用可能になりました。
2月にkintoneを発見した時にも、このクラウドサービスを活用したシステム構築代行サービスのようなものが成立するのではないかという予感をしていたのですが、JavaScriptカスタマイズを併用することで、更にその可能性が広がりました。この時点ではまだAPIの数が物足りない部分がありましたが、その後のアップデートで、かなり充実化が図られており、今自分が関わるkintoneの仕事の大部分がこのJavaScript APIを使ったものとなります。

そして、技術情報サイト「cybozu.com developers」も公開され、クローズドだったAPI情報が一般公開されるようになりました。今は後述の「cybozu.com developer network」がその役割を担っていますが、kintoneの情報が少なかった当時はとてもお世話になったサイトでした。

11月 「cybozu.comカンファレンス 2013」に参加

こんなに気に入っていた kintone ですが、実はこの時はまだ kintoneカスタマイズの仕事というものを受注したことはありませんでした。というか、そもそもまだほとんどの方が(特に私が住んでいる札幌では) kintone を知らない感じでしたし、kintoneを説明するところから始めないといけなかったので、正直いろいろと苦労していました。
kintoneって、ITシステムを知っている方からするとちょっとおもちゃのようにも見えたりもしますし、ITがわからない方は、kintoneだろうがなんだろうが、そもそもシステムを導入して業務を改善することの目的がよくわからないという。。

というわけで、そもそもkintoneやサイボウズって本当にイケてるのか?俺が発見した時のワクワク感をこれからもずっと感じさせてくれるものなのか?ということを確かめに、毎年東京で開催されているという「cybozu.comカンファレンス 2013」に札幌から自腹を切って単身乗り込んでみたわけです。

cybozu.comカンファレンス、年々参加者が増えていますが、2013年もかなり多くの方が来ていて、田舎から出てきた私はその勢いに圧倒されつつもkintoneの担当者の方を掴まえて、「kintoneが好きすぎて札幌から来た」ということや「kintoneでシステム構築をする人たちがこれからどんどん出てくるので、開発者ライセンスを用意すべし」「開発者同士の情報交換・交流の場があると良いね」といったことを遠慮もなくお伝えしました。よくわからん奴が何か吠えてるぞという感じだったと思いますが、サイボウズの皆さんにはその話をしっかりと受け止めていただけたようです。
翌年、開発者ライセンスやオンラインコミュニティが実現します。

12月 kintone Café at 札幌 Vol.1 開催

私は私で札幌に戻ってから「開発者同士の情報交換・交流の場」を実践すべく、kintoneの私的勉強会「kintone Café」を初めて札幌で開催しました。今話題のスターウォーズと同列に並べるのもおこがましいですが、何事も1回目(1作目)というのは成功するかどうかもよくわからないし、そもそもIT系勉強会のような位置づけでkintoneの勉強会が成立するのか?という不安の中、まずは勢いで実行してみました。
kintone Café」はメーカーであるサイボウズが主催するものではなく、あくまで利用者が主体となって開催する勉強会コミュニティです。最初は7名程の小さな勉強会でしたが、その後各地で同様の勉強会を開催したいという方が現れ、現在に至るまで、約2年の間に64回ものCaféが開催されるまでになりました。

2014年

4月 「cybozu.com developer network」開設、開発者ライセンス開始、kintoneエバンジェリスト制度開始

この4月はいろいろと大きな動きがありました。
「cybozu.com developers」を引き継ぐ形で開設した「cybozu.com developer network」では、API情報の提供のみならず、Q&Aコーナーで疑問点を質問することのできる、オンラインコミュニティも開設されました。kintoneを知ってからの1年ほどの間、孤独にkintoneと格闘していた自分からすると、今kintoneを始める人は天国だなあと思いました(笑)
そして、待望の開発者ライセンスもこの時から開始しています。何度か30日間無料お試しを繰り返した日々が懐かしいです(笑)
そして、自身にとって最も光栄だったのは、ブログ等でのkintone情報発信やkintone Caféの活動を認められての、サイボウズ公認kintoneエバンジェリストに任命されたことです。この称号は名刺にも入れさせていただき、日々の営業活動に活用させていただいております。

8月 kintone Café 釧路 Vol.1 開催

同じ北海道というだけでジョイゾーの四宮さんに誘われ、札幌から釧路まで5時間かけて車で移動したのは今となっては良い思い出です。

11月 「cybozu.comカンファレンス 2014」に登壇

昨年はただの参加者だった私が、翌年にはカンファレンスのセッションに登壇しておりました。
意味不明というか、このクラウドのスピード感、凄いです。。

2015年

1月 サードパーティー製kintoneプラグイン取り込み機能

JavaScript APIだけでも素晴らしいのですが、このプラグイン取り込み機能の一般開放は、kintoneを取り巻くエコシステムの更なる醸成に一役買うものだと思います。ラジカルブリッジも、「Movable Type 連携プラグイン」や「カレンダーPlusプラグイン」を提供させていただいています。

6月 Cloud Days 札幌 2015 セッション登壇

サイボウズさんの枠で少しお時間をいただき、新しい時代のSIについてお話させていただきました。

11月 「cybozu.comカンファレンス 2015」ハンズオン講師

2015年も、カンファレンスでハンズオンの講師を担当させていただきました。

12月 「kintone devCamp 2015」kintone × Twilio連携ハンズオン講師

デベロッパーの祭典、kintone devCamp 2015では、kintone × Twilioの連携ハンズオンの講師を担当させていただきました。
2015年は、様々なイベントに関わらせていただく中で、kintone周辺の皆さんはもちろん連携するその他の多くの方とも交流させていただくことができました。


数年前の話を中心に、後半は駆け足の振り返りとなりましたが、たった3年の間に、kintoneそのものはもちろん、kintoneを取り巻く環境や関わる人達がダイナミックに変化してきているということを感じています。

  • 今では、kintoneカスタマイズに関する情報が得やすい状況になりました。
  • このkintone Advent Calendarが立ち上がるくらい、kintoneが盛り上がってきました。
  • 昔妄想したkintoneカスタマイズの業態が成立するようになってきました。

そして、kintoneに関わる様々なイベントが各地で開催されるようになってきています。
これをお読みになっている皆さんも、こうした様々なイベントにぜひ足を運んでいただき、kintoneに関わる多くの皆さんとの交流を通じ、2016年も一緒にkintoneを盛り上げていただければと思います。

この投稿は kintone Advent Calendar 201523日目の記事です。