公式
公式のチュートリアルは日本語のページもあったけど、自分には少し読みにくかったので英語の方でやった。
ja : https://facebook.github.io/react/docs/tutorial-ja-JP.html
en : https://facebook.github.io/react/docs/tutorial.html
準備
まずはチュートリアル用のリポジトリを公式からcloneしてパッケージをインストールする。
ここにReactから接続するための簡易サーバが用意されているので、ありがたく使わせてもらう。
$ git clone https://github.com/reactjs/react-tutorial.git
$ cd react-tutorial
$ npm install
自分で書いたコードを実行させたいので、
/public/index.html
を開いて下記のように書き換える。
<!-- index.html -->
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<meta charset="utf-8" />
<title>React Tutorial</title>
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/react/0.14.7/react.js"></script>
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/react/0.14.7/react-dom.js"></script>
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/babel-core/5.8.23/browser.min.js"></script>
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/jquery/2.2.0/jquery.min.js"></script>
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/marked/0.3.5/marked.min.js"></script>
</head>
<body>
<div id="content"></div>
<script type="text/babel">
// To get started with this tutorial running your own code, simply remove
// the script tag loading scripts/example.js and start writing code here.
</script>
</body>
</html>
今回は<script type="text/babel"></script>
の中にreactのコードを書いていく。
コンポーネント
Reactはコンポーネント単位で処理を記述していく。
今回作るコメント投稿フォームは下記のようなコンポーネント構造をとる。
- CommentBox
- CommentList
- Comment
- CommentForm
まずはCommentBox
のコンポーネントを作ってみる。
var CommentBox = React.createClass({
render: function() {
return (
<div className="commentBox">
Hello, world! I am a CommentBox.
</div>
);
}
});
ReactDOM.render(
<CommentBox />,
document.getElementById('content')
);
HTMLのエレメントはローワーキャメルケース、Reactクラスはアッパーキャメルケースで書く。
DOMっぽいシンタックスシュガー
また、
return (
<div className="commentBox">
Hello, world! I am a CommentBox.
</div>
);
はJSXのシンタックスシュガーで、DOMをそのままjsコードの中に記述できるようになっている。ただこれをそのまま実行するとjsの実行エラーになるので、実行する前にコンパイルする必要がある。
コンパイルしてくれるのは先ほどのindex.html
の中に記述した
<script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/babel-core/5.8.23/browser.min.js"></script>
。
先ほどのコードがコンパイルされると
return (
React.createElement('div', {className: "commentBox"},
"Hello, world! I am a CommentBox."
)
);
のようになり、jsコードとして正常に実行される。
そもそも何をしているのか
React.createClass
関数でコンポーネントを生成して、その引数として渡しているオブジェクトのrender
関数の中でDOMを定義している。で、ここで定義されたDOMがコンポーネントとして利用される。ここで定義するDOMはあくまでReactのdivインスタンスで、実際のDOMとは違う。最終的にDOMに変換されるReactのdivインスタンス。
ReactDOM.render
は、フレームワークの起動とルートコンポーネント(ここではCommentBox
)のインスタンス化を行っている。
コンポーネントを組み合わせる
CommentList
コンポーネントとCommentForm
コンポーネントを作ってCommentBox
と組み合わせる。
CommentList``CommentForm
の追加
var CommentList = React.createClass({
render: function() {
return (
<div className="commentList">
Hello, world! I am a CommentList.
</div>
);
}
});
var CommentForm = React.createClass({
render: function() {
return (
<div className="commentForm">
Hello, world! I am a CommentForm.
</div>
);
}
});
CommentBox
のアップデート
var CommentBox = React.createClass({
render: function() {
return (
<div className="commentBox">
- Hello, world! I am a CommentBox.
+ <h1>Comments</h1>
+ <CommentList />
+ <CommentForm />
</div>
);
}
});
このように書くことで、DOMを構造化できる。
props(property)を使う
Reactでは、子コンポーネントから親コンポーネントのデータをプロパティとして受け継ぐことができる。プロパティは子コンポーネントの中でthis.props
を通して取得する。
ここではComment
コンポーネントを新しく作り、CommentList
から渡ってくるデータを受け取っている。
var Comment = React.createClass({
render: function() {
return (
<div className="comment">
<h2 className="commentAuthor">
{this.props.author}
</h2>
{this.props.children}
</div>
);
}
});
DOMツリー(JSX)の中で{this.props.children}
のように書くことでテキストやコンポーネントを差し込むことができる。
次に親コンポーネントから子コンポーネントへデータを渡す。
var data = [
{id: 1, author: "Pete Hunt", text: "This is one comment"},
{id: 2, author: "Jordan Walke", text: "This is *another* comment"}
];
var CommentBox = React.createClass({
render: function() {
return (
<div className="commentBox">
<h1>Comments</h1>
- <CommentList />
+ <CommentList data={this.props.data} />
<CommentForm />
</div>
);
}
});
ReactDOM.render(
- <CommentBox />,
+ <CommentBox data={data} />,
document.getElementById('content')
);
var CommentList = React.createClass({
render: function() {
var commentNodes = this.props.data.map(function(comment) {
return (
- <div className="commentList">
- Hello, world! I am a CommentList.
- </div>
+ <Comment author={comment.author} key={comment.id}>
+ {comment.text}
+ </Comment>
);
});
return (
<div className="commentList">
{commentNodes}
</div>
);
}
});
これでデータの受け渡しができた。
(1)はここまで。React.jsチュートリアルをやる(2) へ続く。