※FreeBSD の Raspberry Pi 対応は現在進行形で、すぐ話が古くなってしまうので、ここでの話はあくまで2016年5月時点での話ということを断っておきます。
FreeBSD Zero で FreeBSDは動くのか
FreeBSD を RaspberryPi / RaspberryPi2 で動かす話は以下の記事で書きました。
FreeBSD で Raspberry Pi インストール
http://qiita.com/s_mitu/items/ecfcab3826fee2c873d9
(現時点でのRaspberryPi3についてはこちら)。
同じように Zero は動くのでしょうか。
結論からすると「少なくともリビジョン298793以降のイメージに関しては何もしなくても動く」です。このリビジョン数は私がsnapshots にあったこのリビジョンのイメージをダウンロードして確認にして出てきた数字で実際の対応はもう少し前に入ってるものと思われます。
ftp.freebsd.org にある snapshotsディレクトリ ftp://ftp.freebsd.org/pub/FreeBSD/snapshots/arm/armv6/ISO-IMAGES/11.0/ 内にあるイメージファイル名
FreeBSD-11.0-CURRENT-arm-armv6-RPI-B-日付-rリビジョン.img.xz
のリビジョンが298793以降(日付としては20160429以降)ならば Zero が動きます。
それ以前のイメージもMS-DOS領域をゴニョゴニョすると起動するようになりますが、今更そんなことをする意義は特にないと思われるので説明は省略します。
2016/05 時点では RaspBSD (http://raspbsd.org/raspberrypi.html)にあるイメージはリビジョンが古いので Zero は起動しませんが、そのうちこちらも動くリビジョンになると思います。
USB を挿す上での注意
Zero 特有のハマりどころとして、Zero は USB の口は microUSB なのですが、USB typeAのデバイスを挿すためには、micorUSB<->typeA 変換をかますだけではうまく FreeBSD 側で認識しません。、間にUSBハブをかましてあげる必要があります。これは現時点での FreeBSD 特有の問題で、Raspbian では変換しただけで直接デバイスを挿しても動きます。
スクリーンショット
一応起動して Xorg 上で色々動かしている画像がこちらです。 使用したUSB WiFiアダプタは Buffalo の WLI-UC-GNM2 (if_run)です。設定は通常の FreeBSD と同じです。
インストールしたアプリは pkg のみでインストールして、手でビルド必要はありません。
Xorg の設定は別に書く予定です。