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いろいろな理由でGitHubを使えない人に試してほしい3つの方法

Last updated at Posted at 2017-01-15

いろいろな理由でGitHubを使えない人に試してほしい3つの方法

バージョン管理ツール勉強会 バージョン管理(GitHub)でゲームジャム(ハッカソン)攻略!!
https://nagogebu.connpass.com/event/47735/

で話した内容に+αしたものになります。


GitHubを使えない理由は色々ありそうです。

  • 無料で非公開で使いたいから
  • インターネットにつながらないから
  • 外に置けないデータだから
  • 容量的にGitHubだとつらいから

そんな人におすすめな方法を紹介しようと思います。

オススメな方法3つを紹介

1. ローカル環境でGitリポジトリを作って使う

GitHubがなくてもGitを使うことができます。

メリット

  • ネットワークは必要ない
  • GitHubがなくても簡単に始められる

デメリット

  • 共有はできない

こんな人にオススメ

  • インターネットには繋がらない
  • 1人でGitをつかいたい
  • 特に共有とかいらない

方法

Gitのクライアントで、リポジトリを作成して使用します。

コマンド(Git Bashなど)での例

リポジトリを作って、READMEを作成する

$ # リポジトリを作成する
$ cd path/to/target_dir
$ git init

$ # README.mdを作成してコミット
$ echo "# README" > README.md
$ git add README.md
$ git commit -m "first commit"

2. HDD(外付けなどの外部装置)にリモートリポジトリを作る(サーバー未使用)

案外知らない人が多い方法です。
サーバーなしでできるため、気軽にできます。

1ではローカルリポジトリのため、共有が難しい状態になっていました。
外部装置にリモートリポジトリを作ることで限定的な共有ができるようになります。

また、限定的ですが共有できるのでゲームジャムなどでネット環境が不安定なときに使えます。

メリット

  • 外付けHDDだけで限定的な共有が可能なリポジトリを作れる
  • インターネットに繋がらなくてもリモートリポジトリを使える
  • 容量は自分で用意した分だけ使える
  • ローカルなので、非公開リポジトリになる
  • sshなどの設定しだいでは、公開リポジトリにすることも可能

デメリット

  • 媒体の持ち運びが必要
  • リモートリポジトリの作成に、コマンド操作が必要

こんな人にオススメ

  • ネットに繋がらない
  • 非公開で使いたい
  • ネットなしで少人数で使いたい
  • 容量制限無しで使いたい
  • 外に置けないデータを扱いたい
  • 認証機能は特にいらない

方法

  1. リモートリポジトリを作りたいフォルダに、「--bare --shared=true」なリポジトリを作成する。
  2. クローン時に作成したリポジトリをリモートに設定する

コマンド(Git Bashなど)での例

リモートリポジトリを作成して、ローカルリポジトリからREADME.mdをプッシュする

$ # リモートリポジトリを作成
$ cd /path/to/remote_repo
$ git init --bare --shared=true

$ # ローカルにクローン
$ cd /path/to/local_repo_base_dir
$ git clone file:///path/to/remote_repo local_repo

$ # README.mdを作成してコミット
$ echo "# README" > README.md
$ git add README.md
$ git commit -m "first commit"

$ # リモートリポジトリにプッシュ
$ git push origin master

※例ではfileプロトコルを使用しましたが、sshプロトコルなどでも可能です

3. LAN内にGitHubライクなソフトフェアのサーバーを立てる

メリット

  • LAN上なので、外に置けないファイルもおける
  • LAN上にWEB上から管理できるGitサーバーを立てられる
  • 容量は自分で用意した分だけ使える
  • リポジトリの管理ができる
  • 認証がつかえる

デメリット

  • 自分でサーバーを立てる必要がある(ある程度の専門知識が必要)
  • 家にサーバーを置くとなると電気代がかかる
  • ソフトフェアのバージョンアップは手動で行う必要がある

こんな人にオススメ

  • インターネットには繋がらないけど、ローカルネットワークはある
  • 外に置けないデータを扱いたい
  • 非公開で使いたい
  • 容量制限無しで使いたい
  • 認証がほしい

GitHubライクなソフトフェア紹介

Dockerを使ってサーバーを立てる

Dockerのインストール方法や詳しい使い方などは説明しません。
また各サーバーの設定方法や使い方などは、各自でお調べください。

GitLab

$ cd path/to/gitlab_home
$ docker run -d -p 8080:8080 -p 29418:29418 -v ${PWD}/gitbucket-data:/gitbucket f99aq8ove/gitbucket

GitBucket

$ cd path/to/gitbucket_home
$ docker run -d -p 8080:8080 -p 29418:29418 -v ${PWD}/gitbucket-data:/gitbucket f99aq8ove/gitbucket

まとめ

普段当たり前のようにつかっているものから、使わないものまでまとめてみました。

簡単な説明しかしていませんが、参考になれば良いかなと思います。

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