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Android Things をインストールしてLチカさせてみた!

Last updated at Posted at 2017-05-20

この記事は何?

Android ThingsのOSのインストールとLチカに関しての記事です。
基本的にはここに従って動作させた筋道を記録します。2017年5月19日現在のトライの記録です。

Android Thingsとは

スマホ向けのOSのAndroidではなく、IoT機器向けのOS。

どこで買えるの?

Android Things自体はこちらから無償でダウンロードできます。
2017年5月現在では以下の機器用のOSがイメージとして提供されています。

  • Intel Edison
  • Intel Joule
  • NXP Pico i.IMX6UL
  • NXP Argon i.IMX6UL
  • NXP Pico i.MX7D
  • Raspberry Pi

それぞれの機器の対比表はこちらです。

Raspberry Piにインストール

購入した機器はこれらです。(米国amazonですみません><)

早速インストール

ここに従ってインストールしたら1時間くらいで完了しました。
使ったコンピュータはMacです。

  • 先程の一覧ページから Raspberry Pi のイメージをダウンロード。
  • ダウンロードしたファイルを解凍して、以下を実行してMacに接続したSDカードに書き込む。
$ sudo dd bs=1m if=(解凍したファイルへのパス&ファイル名).img of=/dev/rdiskn;

コマンドの最後の「rdiskn」のnは実際は数字が入ります。「Disk Utility」で表示されます。
ddでSDに書き込むのが最も時間がかかりました。

<参考ページ>

  • 書込完了後にRaspberry Pi(ここではPi 3)のSDカードをスロットに接続する
  • 電源を入れて、起動したら完了。

起動完了するとこんな画面になります。

自作アプリのインストール

自作アプリインストールはコンピュータ(ここではMac)からインストールを行います。

ここからAndroid Studio、Android SDKがコンピュータにインストールされていることを想定して書いています。
それぞれのインストール方法はこちら

有線でRaspberry Piに接続

Macなので、Terminalを開きます。
Terminalからコマンドを打ってネットワークを経由して接続します。まずはEthenetケーブルで物理的にRaspberry Pi 3をネットワークに接続をします。次にIPアドレスを調べて、

$ adb connect <ip-address>;

で接続完了です。
接続解除は以下です。

$ adb disconnect <ip-address>;

接続を確認するには、

$ adb devices;

をすると接続されている機器のリストが表示され

$ adb logcat -d;

を実行するとログが表示されます。(Androidのエミュレータは停止、実機は接続していない状況を想定)

Wi-FiでRaspberry Piに接続

一度有線で接続してから、以下のコマンドを入力。

$  adb shell am startservice \  
    -n com.google.wifisetup/.WifiSetupService \  
    -a WifiSetupService.Connect \  
    -e ssid <Network_SSID> \  
    -e passphrase <Network_Passcode>  

パスワードがない場合は省力することで接続できるとのこと。

SSID/Passphraseは記録されますので、$ adb connect <ip-address>;を使いWi-Fiに一度接続をしてしまえば、これで電源を切っても、電源の再投入後は自動的にWi-Fiに接続されますので、Ethenetケーブルは切断することが可能になります。

ちなみに、Wi-FiのSSID/Passphraseの削除は以下です。

$ adb shell am startservice \
    -n com.google.wifisetup/.WifiSetupService \
    -a WifiSetupService.Reset

アプリのインストール

$ adb connect <ip-address>;

が成功していれば、Android Studioにてコンパイルする際にターゲットのデバイスとしてリストされるはずです。リストされていなければ、 有線でRaspberry Piに接続 からやり直してみてください。

Lチカ

せっかくなのでLチカさせてみました。
EAgpTAiprTu2KOlC0MMeLwkl76vEahfwgxdCIRJ0wAwegAAMYAKy0AOQwAdkIBy2AUGwZzx+AfXGsNtW7ww5cpdARA39jQ3dcEbgUMkEbpgCAgA7.gif

以下がコードです。
Android Studioで、新規にUIなしの空のアクティビティを作って、以下を書いて実行しています。

public class MainActivity extends Activity {

    private static final int INTERVAL_BETWEEN_BLINKS_MS = 300;
    private static final String LED = "BCM4";

    private Handler mHandler = new Handler();
    private Gpio mLedGpio;

    private String TAG="ANDROIDTHINGS";

    @Override
    protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
        super.onCreate(savedInstanceState);

        PeripheralManagerService service = new PeripheralManagerService();

        try {
            mLedGpio = service.openGpio(LED);
            mLedGpio.setDirection(Gpio.DIRECTION_OUT_INITIALLY_LOW);
            Log.i(TAG, "Start blinking LED GPIO pin");
            
            while(true) {
                // Toggle the GPIO state
                mLedGpio.setValue(!mLedGpio.getValue());
                Log.d(TAG, "State set to " + mLedGpio.getValue());
                SystemClock.sleep(INTERVAL_BETWEEN_BLINKS_MS);
            }
        } catch (IOException e) {
            Log.e(TAG, "Error on PeripheralIO API", e);
        }
    }

    @Override
    protected void onDestroy() {
        super.onDestroy();
        Log.i(TAG, "Closing LED GPIO pin");
        try {
            mLedGpio.close();
        } catch (IOException e) {
            Log.e(TAG, "Error on PeripheralIO API", e);
        } finally {
            mLedGpio = null;
        }
    }
}

このブログを参考にしています)

その他

「さて、その先を何する?」
となりそうですが、このビデオではLEDを光らせたり、温度センサからの値の取得をどう書くかが紹介されています。(別途Pimoroni Rainbow HATが必要)

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