電気工事士の資格を取ってコンセントやスイッチを改造しようぜ

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この記事は おうちハック Advent Calendar 2016 の3日目の記事です。

まえがき

パナソニック(旧パナソニック電工(旧旧松下電工))の製品にこんなモノがあります。

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_人人人人人人人_
> 壁からUSB! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

カッコイイですね。

ですよね。。。

他にもこんなモノがあります。

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壁のスイッチをリモコンでON/OFFできる!

使ってみたくないですか!?

使ってみたいですよね。。。

しかし、これらの設置工事をするには、電気工事士(二種)の資格が必要です。

資格がないなら取得すればいいじゃない。

という話をします。

電気工事士の資格とは

簡単に言うと、ブレーカーを切ってからじゃないと感電しちゃいそうな工事をする場合に必要な資格です。

前述のUSBコンセントやリモコンスイッチなどの設置工事をする際はブレーカーを切ってからでないと危ないですよね。

コンセントからコッチ側で何かする場合は必要ありません。例えば、電源タップのコードを短くするとか、USB連動電源タップを作るとかは無資格で可能です。(売る場合はPSEマークが必要になります。)

試験スケジュール

申込期間が、3月中旬から4月上旬ぐらいです。これは上期の話で、下期ってのもあるのですが、情報処理試験みたいに両方受けられるわけではなく、同じ年度には片方だけしか受けられないので、あんまり下期の意味はないです。受験者数も少ないです。今(12月)から予定するなら上期一択でしょう。

受験料は1万円ぐらいです。

試験は筆記試験技能試験があります。

筆記試験

筆記試験は6月上旬になります。

試験内容は、電気回路(理論)、電気回路(配線・施工)、法規、配線図などが出題されます。

勉強時間は30~40時間と言われています。1日1時間として、1か月ちょい。申込してから勉強しても間に合います。プログラマをやっている方なら難易度的には問題ないでしょう。

勉強方法は、あまたある試験対策サイトで十分でしょう。私の場合は「猫電」というサイトを見て勉強しました。

もちろん、今から勉強しはじめて、自信がついてから申込するのでも構いません。っていうかそれが普通か。

自分の場合は、無勉強状態で試験問題をやってみたところ、電気回路の知識があったことと、4択マークシートの勘で、いきなり50点取れました。合格点は60点なので、10点分積み増しすればいいだけでした。

技能試験

技能試験は7月下旬になります。筆記試験の発表が7月上旬にあるので、その発表を確認してから技能試験の準備をしても間に合います。(ちょいギリギリかもだけど。)

技能試験は、出題された回路図を見て、実際の回路を作ります。候補問題が13問公表されており、その中の1つが実際に出題されます。

基本に忠実にやれば難しいことはないのですが、時間の制約が結構キビシイです。

工具は持ち込みです。工具高いです。

最低ラインの下記のセットで、8,500円ぐらいです。

 
 HOZAN 電気工事士技能試験セット 工具セット S-19

練習なしではまず無理なので、練習用の線材や部品も必要となります。

下記の1回分(候補問題13問分)のセットで 13,500円ぐらいです。

 
 第二種電気工事士技能試験練習材料 全13問分の器具・電線セット

難易度うんぬんより、これらに費用を出せるかというところで受験を諦めがちです。。。

技能試験チートアイテム

技能試験の中でかなりの時間を被覆剥きが占めます。作業難易度よりも時間との勝負である技能試験をクリアするためには被覆剥きの時間を短縮することは大きなポイントとなります。

技能試験の持ち込み工具は電動工具以外ならなんでもオッケーです。

被覆剥きの時間はカネで解決しましょう!被覆剥きに特化した工具があります。約8000円で合格率が高まるなら安いものです。

 
 HOZAN VVFストリッパー P-929

伝統的には電工ナイフでチマチマ被覆を剥いていくのですが、この工具を使えば握るだけでシャコーンと被覆を剥くことができます。

こんなのを持っていると、指定工具以外持ち込み禁止だった時代に合格したオッサンから非難の目で見られますが、ガン無視しましょう。目的は電気工事の匠になることではなく、おうちのコンセントを弄る資格を得ることです。

技能試験の練習

候補問題13問を1回ずつ行えばだいたいオッケーです。もちろん、時間を測って試験時間内(40分以内)に完成させなければなりません。13問やればだいたいできるようになると思います。

最初は40分以上かかりますし、40分でできるようになっても準備と後片付けを含むと1セット1時間ぐらいかかります。

なので、技能試験の学習時間は15時間ぐらいということになります。先ほど、筆記の結果を確認してから技能試験の準備をしても間に合うと書いたのはこの15時間が根拠となります。やっぱり厳しいかな?

技能試験の怖いところとして、落ちたときもミスった原因を知るすべがないというところがあります。独学でやる場合は特に、練習中も判定するのが自分自身ですので、合否判定のツボをしっかり把握しておく必要があります。

ただこれも、普段からテストケースの作成をしたりしているプログラマの皆さんならきっと大丈夫です!

合格後

合格→即資格取得 ではありません。「合格したので免状クレ」というお願いを都道府県知事にお願いする必要があります。これに5000円ぐらいかかります。免状が発行されると、晴れて電気工事士となり、電気工事を行うことができるようになります。業務独占資格です。

今話題の情報処理安全確保支援士は名称独占資格でしかないので、電気工事士の方がつおいですね!

スケジュールまとめ

3月下旬 受験申込
  ~筆記試験勉強30時間
6月上旬 筆記試験
7月上旬 筆記合格発表
  ~技能試験勉強15時間
7月下旬 技能試験
9月上旬 技能合格発表→免状交付申請
10月中旬 免状交付

費用まとめ

項目 費用[円] 備考
受験料 9,300 インターネット申込
筆記対策 0 試験対策サイト利用
技能対策 工具 16,500 チートアイテム含む
技能対策 線材・部品 13,500 1回分
免状交付申請 5,200 東京都の場合
合計 44,500

この他に、試験会場への交通費、免状交付申請の郵便代または窓口への交通費などがかかります。

情報処理試験なんかと比べてしまうと桁が1個ちがいますね。

罰則について

無資格で電気工事をすると、3月以下の懲役又は3万円以下の罰金です。資格取得費用より安いじゃねーか!

おわりに

電気工事士について、主に勉強時間や費用に着目して紹介しました。

コンセントをいじるのに資格が必要なことは知っていても、その資格の具体的な難易度や費用についてまでは調べていない方が多いのではないでしょうか。この記事が電気工事士資格取得のキッカケとなっていただけたら幸いです。