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Windows10 64bit で未署名ドライバのインストールに必要な手順

Last updated at Posted at 2017-03-14

AndroidのデバッグやROMいじりなどで必要だったので、手順をまとめておきます。Surfaceでの作業例(デバッグ専用機とすることを想定)を挙げますが、適宜お持ちのPC環境で読み替えてください。これを知っていれば、ドライバのためだけにWindows7をわざわざ準備する必要はありません。

1. BitLockerの暗号化を解除(推奨)

  • BitLockerの暗号化がされている場合は、手順4の起動の際に「暗号化キー」を入力するよう言われます。暗号化を解除するか、暗号化キーを控えます。
  • BitLockerの管理画面へのアクセスは、以下の通り。
コントロール パネル\システムとセキュリティ\BitLocker ドライブ暗号化

2. UEFIのセキュアブートを無効にする(使っているマシンによって手順が異なります)

  • MBR形式でOSインストールした場合はセキュアブートは最初から無効になっています。この項目を無視してください。
  • OSをテストモードにするために必要です。
  • マシンによっては、CSMやFast Bootの設定も確認が必要です。

Surfaceの場合の手順

  1. Surface をシャットダウンします。
  2. Surface の音量を上げるボタンを長押しして、同時に、電源ボタンを押して離します。
  3. Surface のロゴが表示されたら、音量を上げるボタンを離します。
  4. UEFI メニューが表示されます。
  5. Secure Boot Control を [Disable] に設定します。
  6. ブート画面の背景が赤くなります。

3. テストモードに移行する

  1. コマンドプロンプト(cmd.exe)を管理者権限で起動します。
  2. 次のコマンドを入力
bcdedit /set TESTSIGNING ON

※ 元に戻す場合は、上記コマンドをOFFとします。

4. 「ドライバー署名の強制」を無効化する

  1. [スタートメニュー]-[設定(ギアマーク)]をクリックします。
  2. [更新とセキュリティ]を選択します。
  3. [回復]タブを選択します。
  4. [オプションの選択]画面で、[トラブルシューティング]を選択します。
  5. [トラブルシューティング]画面で、[詳細オプション]を選択します。
  6. [詳細オプション]画面で、[スタートアップ設定]を選択します。
  7. [再起動]をクリックします。
  8. BitLockerが有効な場合、ここで暗号化キーの入力が求められます。
  9. PC再起動後に[スタートアップ設定]画面が出現するので、[7]キーを押し、「7)ドライバ署名の強制を無効にする」を適用させた状態で起動します。

5. スマートスクリーンの無効化

  1. 「コントロールパネル」を起動します。
  2. [システムとセキュリティ]-[セキュリティとメンテナンス]を開きます。
  3. 左ペインの「Windows SmartScreenの変更」をクリックします。
  4. 「何もしない(Windows SmartScreenを無効にする)」を選択し、「OK」をクリックします。

6. 未署名ドライバのインストール

  • インストーラーの指示に従えばインストールできるようになっています。
  • インストールの途中でWindowsのセキュリティ警告の画面が出ますが、設定が正しければ「このドライバーソフトウェアをインストールします」を選択可能な状態になっています。

注意点

  • これらの設定は、便利な反面脆弱性となり得ますので、用が済んだら元に戻しておきましょう。
  • インストール後にSmartScreenを有効にしてもドライバは動作します。それ以外を戻すと動かなくなる場合があります。

設定を元に戻したいとき

逆の手順で戻してください。

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