1. 概要
MacOS X上にCentOSのローカル開発環境を構築します。
今回は、仮想環境の構築手法として一般的な、
VirtualBoxとVagrantを利用した方法を書いております。
2. VirtualBoxのインストール
仮想環境を立ち上げるために必要なものです。
ダウンロードURL (公式サイト)
https://www.virtualbox.org/wiki/Downloads
途中いろいろと聞かれますが、全部デフォルトで大丈夫です。
3. Vagrantのインストール
仮想環境を簡単に立ち上げることができるツールです。
ダウンロードURL (公式サイト)
http://www.vagrantup.com/downloads.html
ここでもいろいろと聞かれますが、全部デフォルトでOK。
vagrantバージョン確認コマンド (正常にインストールされたか確認)
$ vagrant --version
実行結果
Vagrant 1.7.2
4. Vagrantにboxの追加
Vagrantには、boxと呼ばれる仮想環境にいれるテンプレート(OS)がたくさん用意されています。
box追加コマンドを利用して、お好みのOS環境を追加することができます。
box追加コマンド
$ vagrant box add [任意のbox名] [ダウンロードURL]
各テンプレート(OS)ごとのboxファイルダウンロードURL一覧
http://www.vagrantbox.es/
今回は、CentOSの仮想環境をつくりたいので、
一覧にある「CentOS 6.4 x86_64」というboxを、
「centos-6.4」というbox名で追加したいと思います。
「centos-6.4」box 追加コマンド
$ vagrant box add centos-6.4 https://github.com/2creatives/vagrant-centos/releases/download/v6.4.2/centos64-x86_64-20140116.box
追加済みbox 確認コマンド (正常に追加されたか確認)
$ vagrant box list
実行結果
centos-6.4 (virtualbox, 0)
5. Vagrantの初期化
実際に、vagrantの立ち上げ(=仮想環境の立ち上げ)を行う前に、初期化を行い、
Vagrantfile と呼ばれる設定ファイルを生成します。
Vagrant 初期化コマンド
$ vagrant init [box名]
今回は、「centos-6.4」というboxを利用して、Vagrantを初期化します。
$ vagrant init centos-6.4
6. Vagrantの立ち上げ (= 仮想環境の立ち上げ)
ここまでで、仮想環境の立ち上げの準備は完了です。
あとはVagrantを実行すれば、仮想環境は立ち上がります。
Vagrant 実行コマンド
$ vagrant up
7. 仮想環境にログイン
無事に仮想環境が立ち上がったら、その仮想環境にログインし、
シェルへアクセスできるようになります。
仮想環境ログインコマンド
$ vagrant ssh
実行結果
[vagrant@vagrant-centos-6.4 ~]