9
9

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Raspberry PI 2 用の consul を作る (201512版

Last updated at Posted at 2015-12-07

Dec.10.2015 - 追記
consul 0.6.0 が正式にリリースされましたが、バイナリ配布に ARM Linux が加わりました。
Raspberry Pi で動作させたいだけなら以下の手順は不要となっています。


自前サーバー群を consul にて管理し始めたので Raspberry Pi にも consul を入れたいと思いました。
ですが、Hashicorp でのバイナリ配布では ARM Linux がないのでソースコードからのビルドとなってしまいます。

RaspberryPi 版を作製するには下記の記事が大変参考になります。

「ARM版ConsulをAndroidスマートフォンなどで動作させる」
http://qiita.com/qb0c80aE/items/fb337ef46fc904a8f941

上記記事での consul は 0.5.0 なのですが、最新のコードをリポジトリから取得すると 0.6.0 RC2 となってしまいます。(2015/12/08 現在)
この 0.6.0 でのビルド事情が大分変わっているのでその修正分を記録しておこうというのが今回の記事となります。

consul 0.6.0 のビルドで変わるところ

  • golang 1.5 以上が必須となります
  • golang 1.5 のビルドには golang 1.4 以上が必須となります
    • Raspbian のパッケージだと golang 1.3.3 なのでこれに頼らず自分で golang をビルドすることになります
  • golang 1.5 のクロスコンパイルはよくできているので、x64 の Linux 上でビルドが可能です
  • RaspberryPi でビルドするよりはるかに早く終わらせることができます

よって手順としては x86_64 の Linux 上で

  1. golang 1.4 を gcc でビルド
  2. golang 1.5 を 1.4 でビルド
  3. consul のソースを github から clone
  4. consul を golang 1.5 でビルド
  5. golang のクロスコンパイラの種別分全部がクロスコンパイルされるので ARM Linux 版を RaspberryPi に転送して使用

とやるのがお勧めとなります。

手順

golang 1.4 のソースコードをクローンします

git clone -b release-branch.go1.4 https://go.googlesource.com/go $HOME/go1.4

ソースディレクトリに入りビルドを開始します

cd go1.4/src/
./make.bash

golang 1.5 のソースコードを取得します

wget https://storage.googleapis.com/golang/go1.5.2.src.tar.gz
tar xvf go1.5.2.src.tar.gz 
mv go go1.5

ソースディレクトリに入りビルドを開始します

cd go1.5/src/
./make.bash

go1.5 の bin にパスを通し、GOPATH を設定します

echo "PATH=\$PATH:\$HOME/go1.5/bin" >> ~/.bashrc
echo "PATH=\$PATH:\$HOME/go/bin" >> ~/.bashrc
echo "export GOPATH=$HOME/go" >> ~/.bashrc
mkdir go
source ~/.bashrc 

src ディレクトリを準備し、consul のソースコードを clone します

cd $GOPATH
mkdir -p src/github.com/hashicorp/
cd src/github.com/hashicorp/
git clone https://github.com/hashicorp/consul.git

consul をビルドします
zipコマンドを使うのでインストールしておいてください

cd consul/
make

ビルド完了後 pkg ディレクトリに各環境用バイナリができているので必要なものをコピーします。

9
9
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
9
9

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?