D-Day for DMD is today!
8月の話ですが,D言語の公式コンパイラであるdmdのフロントエンドがC++からD言語に置き換わりました.以下がそのPRです.
[DDMD] Switch to D source and delete C++ source #4923
元々Danielがやっていたddmdというプロジェクトがあり,それをマージした形になります.機械的に変換したコードがベースなのでまだまだ最適化されてるわけではありませんが,2.069までには改善され正式にリリースされる予定です(次のリリースはC++ベースの2.068).
D言語になったので,D言語のパーサ関係をライブラリから使えるようになるかなと思っています(ddmdではその用途も考慮している).バックエンドのコード生成部分とかはまだC++だったりしますが,後々変換するとWalterが言及しているので,いずれこれらもD言語になるでしょう.
これでD言語もbootstrapな処理系の仲間入りで.GDC/LDCの開発陣も追従する旨を書いてるので,コミュニティ全体としてガンガン改善が進みそうです.数年前からずっと要望されていたことなので,一つ大きなマイルストーンをクリアしたな,と感慨深いです.
Moving forward with work on the D language and foundation
あと上の話題で見過ごしていたのですが,AndreiがFacebookを辞めてD言語に更に注力するとのことで,D foundationを立ち上げるっぽいです.経過はフォーラムで報告していくとのこと.
Andreiはいなくなっちゃいますが,FacebookはまだD言語を使い続けているとのことなので(DConfでFacebookのエンジニアが発表してたりしますし),今後もDConfとかはFacebookで行われる可能性が高そうです.
8月にデカいニュースが重なったなぁ…