すでにアナウンス済みですが,Treasure Agent(td-agent) 2.2.0を出しました
td-agent 2.2.0 - Google Groups
パッケージ内の更新は以下の通りです.
- fluentd v0.12.7
- fluent-plugin-s3 v0.5.7
- fluent-plugin-mongo v0.7.8
- td v0.11.8.2
- fluentd-ui v0.3.18
- ruby 2.1.5
- json 1.8.2
- cool.io 1.3.0
- Amazon Linux support
fluentd v0.12
このバージョンから,fluentdがv0.10ではなくv0.12系が使われるようになりました.その結果,Filter/Label,forwardプラグインでのat-least-onceなどが使えるようになります.
これらの機能に関しては,v0.12のリリース時に書いたので(Fluentd v0.12のリリース),そちらの記事も参照してください.
すでにv0.12をプロダクションで使っている例はあるので,大きなバグが潜んでいる可能性は少ないとは思っていますが,何か問題があれば教えてもらえればと思います.
Amazon Linuxのサポート
最近td-agentユーザが増えてきたのもあり,正式にrpmパッケージを提供することにしました.Amazon Linux 2015.03(ami-1ecae776)でビルドしているので,これより前のバージョンでの利用は推奨しません.
インストールに関しては,すでにクラスメソッドさんが記事をあげてくれているので(td-agent2をAmazon Linuxで実行する),こちらも参照してみてください.
Amazon Linux,RHEL/CentOS系と微妙に差異があり,rpmのビルドスクリプトがちょくちょく動かなくて,違いを調べるのがかなり疲れました(同僚のyuuさんにもアドバイス貰った).Amazon Linux,いちいちインスタンス立てるの面倒なので,ローカルでテスト出来る仕組みを提供して欲しいと切に願っております…
2.1.5-1での変更点
rpmのinitスクリプトでstatusがうまく動かないバグの修正がメインで大きなアナウンスはしてなかったんですが,2.1.5-1が実はリリースされてました.目に見えた変更点は少なかったんですが,
- パッケージサイズを前バージョンの60%くらいまで縮小
- sqlプラグインやredshiftプラグイン向けにpg gemをインストール出来るようパッケージを追加
を行ってました.パッケージングの仕組みをもう少し改善して,今後パッケージサイズをもう少し小さくする予定です.
まとめ
td-agent 2.2.0のリリースにともない,fluentd-docsをv0.12の記述をデフォルトにする予定です.今でもv0.12をつければ見られるようになっているので,filterプラグインとかをみたい方はv0.12から辿って見てください(http://docs.fluentd.org/v0.12/articles/quickstart).
皆さん,どんどんtd-agent 2.2.0を使って行きましょう!