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クラウドサーバと物理サーバの違いについて

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よくクラウドサーバと物理サーバについて、簡単に説明してほしいと言われることがあります。
調べてみるとわかりやすい記事があったので、メモとして残しておきます。

ざっくりとまとめて書いたので誤字などあったらすみません。。m(__)m

参考記事

サーバとは?

簡単に言うと,サーバとはクライアントに対してサービスを提供するもののことです。

サーバには、様々な種類のものがあります。

  • WEBサーバ
  • メールサーバ
  • ファイルサーバ
  • DNSサーバ
  • FTPサーバ
  • データベースサーバ
  • プロキシサーバ
  • アプリケーションサーバ

ビールサーバを例にする

先ほどのサーバの説明に当てはめると,「ビールサーバとは,客に対してビールを提供するもの」となります。簡潔です。違和感もありません。急に分かりやすくなってきました。

「ビールをお客に提供する」という部分がわかりやすかったです。

WEBサーバだと、お客(見ている人)に対してWEBページを提供するということになります。

サーバを直訳すると「給仕する人、仕える人」という意味

クラウドサーバ(仮想サーバ)と物理サーバの違い

ここから本題です。

物理サーバは、物理的な実体があるサーバのこと

名前 意味
物理サーバ 物理的な実体があるサーバのこと
クラウドサーバ(仮想サーバ) 物理的な実体がないサーバのこと

クラウドサーバを「店舗」として例える

  • サーバ=店舗

あなたは練りに練った企画書を元に,これからまったく新しいお店を始めようとしている新進気鋭の店舗開業プロデューサーです。お店を始めるにあたって,最初にどこに店舗を構えるか決めなければいけません。

もしクライアントの資金が潤沢でないのなら,ショッピングモールの中の1店舗を借りて始めるのがよいでしょう。ショッピングモールの中で店舗を構えれば,建物を作るところから始めなくてよいため,開業までの時間もお金もだいぶ節約できます。

お店が大繁盛したら,モール内で自店舗の隣にお店をもう1つ作って,店舗を広くすることもできます。また,万が一非常ベルが鳴って一時的にショッピングモールの東館を閉めることになっても,すぐにお店ごと西館に移れば営業を続けることもできます。

上記の引用で述べている店舗が「クラウドサーバ」というものです。

ショッピングモールの中の一店舗なら,モール自体は自分だけの建物ではありません。先ほど話した「クラウドサーバには物理的な実体がない」というのは,「自分のお店だけの建物がない」ということなのです。けれど,自店だけの建物はなくても,ショッピングモールの建物という物理的な「実体」はあります。

  • クラウド環境=ショッピングモール

クラウドに実体はないと書いていると、クラウドは物理的なものはないと認識する人がいますが、物理的な実体はあります。

ただし,ショッピングモールが休業になるときは,店舗もお休みにしなければなりません。また,モールの他のお店が混んでくると駐車場が満杯でお客さんが入れなかったり,人気店が近くにあると人の波が自店舗まで押し寄せてきます。このように,ショッピングモール自体の都合や他店の影響を受けるリスクがあります。

上記、引用のようにサービスとして提供しているものなので、クラウド環境のラックサーバそのものが壊れたりするとクラウドサーバも止まってしまいます。

AWS・さくらクラウドと仮想サーバ(VPS)の違い

よく話が出てくるAWS・さくらクラウドと仮想サーバと何が違うのって言われます。

基本は、ショッピングモール(仮想)と考え方は同じである

自分の中で、抑えているところは下記になります。

名前 説明
仮想サーバ(VPS) サーバスペック等は決まっている(スペックを上げることは基本できない)
AWS・さくらクラウド etc サーバスペック等は自由に選べる。時には拡張(削除)ができる

物理サーバは「自社ビル」として例える

  • サーバ=自社ビル

物理サーバは、データセンターなどにラックを借りてサーバを自分でセットアップしたりする方法になります。(社内サーバとかも同じ)

そうしたリスクが心配であれば,新築のビルを丸ごと借りてそこに店舗を構えるやり方がお勧めです。もちろん,手元の資金がそこそこあり,お店を開業したらお客さんがどっと押し寄せる見込みがある,ということも大きな判断材料です。

この場合には用途に応じて好きな広さのビルが選べますし,ショッピングモールの1店舗という制約がなくなります。そのため,自由度が非常に高くなり,「高齢者向けのお店なのでエレベータの台数を増やす」といったように要望に応じた作りにできます。また,自社専用のビルなら他社の人は入ってこられないという安心感もあり,ショッピングモールのように他の店舗から影響を受けることもありません。

ただし新築のビルの場合,ビルを建てるところから始まるため,設計して資材を集めて建てて…と開業までにかかる時間はモールに比べて長くなり,賃貸費用も高くなります。

クラウドサーバのショッピングモールとは違い、適したスペックを選ぶことも可能ですし他のサーバからの影響を受ける心配はなくなります。

デメリットとして、記事にも書いていましたがサーバ自体の劣化は避けられない。

一般的には5年くらい

共有レンタルサーバ(ハウジング)と仮想サーバが同じように扱われる

よく共有レンタルサーバと仮想サーバは、同じと勘違いされることがある

ショッピングモールと同じようにみえますが、根本的な違いとしては以下のようなイメージになります。

名前 説明
仮想サーバ(VPS) サーバをまるっと借りることができる
共有レンタルサーバ サーバなかの一部を借りることができる

イオンなど大型ショッピングセンターの食品売り場をイメージしてもらえるとわかりやすいかもしれません。

仮想サーバがショッピングモールの店舗と例えるなら、共有レンタルサーバは食品売り場の試食コーナーのようなイメージになります。店舗をまるっと貸すのではなく、店舗の一部を貸すという感じなります。

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