はじめに
日時:2017/03/21(火) 19:30 〜 22:00
場所:Sansan株式会社 関西支店
詳細:https://sansan.connpass.com/event/52316/
① プロダクトマネージャーとエンジニアで行う改善の仕組み
改善サイクル3つのP
Product
MVP…最小の機能にしながらユーザーに価値を提供するのがPMの役割
Process
-
3つの見積もりタイミング
- ロードマップ時
- リリース計画時
- 開発前
-
2回のPJ振り返りタイミング
- 開発前
- 開発後
バリューストリームマッピング
Person
- 組織の取組み
- 捨てる
例)振り返り毎週2時間
- 聞くだけのメンバーを減らす
- 空いた時間で全員で改善について話をする
- Realtime board
- 大阪、東京間でボードを共有
- 目線をあわせる
- 目的・方針・背景を説明する…迷わせない 例)エンジニアはHOWが豊富 ⇒WHYとWHATが迷わないようにする
- 知識を改善する
- ランチ勉強会
- エッセンシャルスクラム
- 改善マインドを持ち続ける
- 捨てる
例)振り返り毎週2時間
Q&A
Qランチ勉強会の参加ルール
⇒任意
②働き方を革新する?!リモートで結果を出すチームビルディング術
変化の激しいビジネス環境
- 既存の知識やスキルだけでは時代に取り残される
- プロセスを少しずつ進化させていく
個人ではなくチーム
- メンバーの強み・経験・知識を融合させることが重要
- 気兼ねなく安心して発現行動できるチーム
- 心理的安全性 はチームの生産性を高める (by Google)
複数の役割でチーム構成
- お互いの価値観を知る(役割が変わると価値観が変わる)
- 本音で意見を言える関係性
- 信頼関係が重要(役割を超えるとブラックボックスなので)
ギャップがある
⇒ギャップを埋めるためのチームビルディング
成果と成長
チームの成果と個人・チームの成長
モダンアジャイル
4つの原則
- 人々を最高に輝かせる
- 高速に実験&学習する
- 安全を必須条件にする
- 価値を継続的に届ける
⇒チームビルディング前提の原則
※参考:モダンアジャイル
実践
ワークショップ・打ち合わせの重要ポイント
- メンバーひとりひとりの積極的な参加
- 自由に意見を出し合える環境や雰囲気
ツール
- どこでもシート
- 付箋
- ペン
⇒意見が出しやすい
(あんまり考えていないメンバーにはつらいがつらいなりにも意見が出る)
リモート環境で使うツール
Realtime Boad
タックマンモデル
- 形成期
- 混乱期
- 統一期
- 機能期
形成期
- ドラッカー風エクササイズ
- バリューストリームマッピング
- 役割を超えたプロセスの見える化
- 課題の共有
- プロセス改善
混乱期
-
理想的なチーム像(プロダクトのミッションなどは自分たちでは手が届きにくい)
- 共通のゴールを持つ
- 本気で意見をぶつけ合う
- 自律的に考え動き成果を出すチーム
- 多様性を認め意見をまじ合わせるチーム
- 学びを共有できるチーム
-
西洋文化インストール
- Wa-gailからの脱却(MS牛尾さん)
-
働き方を変えて生産性を高めるための8つの習慣
- 世界基準の働き方を理解
- 気づきのディスカッション
- 新たな働き方の実験
-
朝会の司会から関心事を共有
- 学習する習慣づくり
- 継続的な価値観共有
※何かを喋るためのインプット情報がないとできない
- ニコニコカレンダー
- 夕方アイコンを共有
- 夕会で共有
- 意外と悩み・困りごとの共有が多い
統一期・機能機
ここまでくればチームとしては大丈夫
Q&A
Qチームビルディングにどれくらい時間を割いているか
- チームで時間…週1時間〜2時間
- コンテンツ(取り組むための内容)を考える時間は30分〜1時間
Qアジャイルを取り組むうえで一番大変なこと
- Be Lazy
- 何かやりたいことの2割を実践すると8割分の価値が出る
- 日本人はそうならない
例)カンファレンスに出て報告
- アメリカは30分ぐらいで報告完了
- 日本はプレゼンなどで共有⇒時間かかる
Qリモートでの開発ツール
- Slack(音声共有)
- Zoom
- タスク管理…trello⇒変えようとしている
Q社内の他のチームもアジャイルしている?
- 組織的にはスクラム
- 各チームで判断⇒発表者のチームはアジャイル
③早く帰るとMVP(MLP)になる
MVP
- 最小限のプロダクトを実現する
- 最小限を考えるMVPが遠回りになることもある
MLP
- 感情に訴えるプロダクトを最小限の労力で実現する
どうやって実践するか
- 目的を明確にするとやらなくていいことが明確になる
- やらないと決める⇒Be Lazy
時間的な制約をつくる
- 強制的に定時で帰る
- 日々やっている中で不要なことを真剣に考えるようになる
- 仕事以外の予定を平日の夜に作る
- やらなくてもいいことを捨てられる
Q&A
Q.定時で帰ることで得られたこと
朝起きたらその日やることを真剣に考える
Q.NLPの成果
- 仕様を削ることができた
- プロダクトオーナーが決めたものの中から話し合って不要な仕様を削る
④ LT枠
「モノキュン!」の開発の話
- アジャイル開発 & オフショア で実施
- SES契約で実施(発注側が責任を持つ)
- Scrumを選択
体制
- プロダクトオーナー⇒発表者
- スクラムマスター⇒ベンダー
- 開発チーム⇒ベンダー、オフショア
ツール
- Redmine(backlog)
- slack
- zoom⇒テレビ会議…帯域狭くてもいける
Sprint実行
Sprint1
1カ月でベロシティ0
⇒2週間に変更
Sprint2
- 中国人がドキュメントを見ない
- テストしない
Sprint3
- 開発範囲を絞って全ストーリー完了
Sprint4
- 不具合積み重なる
Sprint5
- やっとなれてきた
Sprint6
不具合改修⇒βテストへ
メトリクス
- ベロシティ…50〜60
- 不具合…残バグ100
振り返り
- ユニットテストを書くことを先延ばし⇒結局やらなかった
- 短いサイクルで振り返りできるのでプロセス改善が容易
- TDDで品質を作り込む必要性
その他
飛び入りで @atsukanrock さんの『C++のtemplate特殊化的なことをC#でやった話』も面白かったけど勉強会のテーマとは違う話だったので割愛(すみません)