概要
- try! Swift 2016
- http://www.tryswiftconf.com/
- 2016/03/02〜2016/03/04
世界中からiOS開発者が参加して知識や技術を共有し高め合うことを目的として開催されたカンファレンス。
全体的な感想
すべてのセッションがひとつの部屋で行われたので、どのセッションを聞こうか迷うことなかったのがすごく助かった。
会場の様子は非常に居心地がよく、コーヒーや飲食の提供もあって贅沢な時間を過ごすことができた。
例えば、会場が寒かったり暑かったりしたときはSlackで言えば対応してくれたり、運営と参加者のコミュニケーションも効率的にできて、すごく良い環境だった。
セッションの感想
かなり多くのセッションを聴いたのですべてに感想を記すのはちょっと難しいのと、理解しきれなかったものも多かったので後ほどビデオがすべて公開されるとのことなので、それを見ながら理解を深める時間を別途持ちたい。
という状況なので、3つだけ、ひとまず印象に残ったセッションの感想を書こうと思う。
実践的Boundaries
- url schemeからidを受け取ってviewDidLoadで専用のAPIからfetchして…みたいなパターンを、不変なViewControllerそのものを返すContentProviderを注入してパターンに変換しているのは、なるほどこれはすぐ使えそう、と思った。
- Coordinatorパターンの話は、木構造でアプリの機能を管理できるようになって、何か機能追加するときは専用のCoordinatorを追加して木のどこかにくっつけるだけになる、というのはその場ではまあまあ腑に落ちた。
- あとで自分で実装してみてもうちょっと考えを深めてみたい。
- What is a Coordinator? >> https://redbooth.com/engineering/javascript/the-coordinator-pattern
デザイナーをSwiftのコードベースに巻き込む10の方法
- これは上記の実践的BoundariesとStoryBoardを積極的に使うという点において逆の意見でもあるので、それはそれでいろいろだなぁという感想
- 現状のチームでは実際にデザイナーをコードに巻き込むことができているので、すごく共感できるところがものすごく多かった
- その反面、エンジニアがデザインの現場をもう少し知る必要はあるなと思った
- たとえばSketchを導入してエンジニアのデザイン側への歩み寄りができる余地はまだまだあるな、と思った
- 自分のチームの話が役に立つのであればどこかで話してみてもいいかもと思った
オープンソースSwiftへの貢献
- 日々仕事で使っていく、お金を稼ぐための言語なので、どこかで貢献はしたいなぁという気持ちが高まった
- まずはREADMEでもなんでもいいし、ちょっと頑張って、参入障壁の低そうで、かつSwiftで書かれているFoundationの一部やstdlibのコードを積極的に眺めてみようとおもう
- 帰ってからSwift Evolutionのリポジトリを眺めてみたけど、新しい機能を先取りできるという意味においてもここは定期巡回すると良いな、と思った
さいごに
Swiftは2015年の中頃から徐々に勉強し始め、プロダクションにも導入し始めていたけど、こういうコミュニティに参加できたことでより自分が普段使う言語に対しての興味と理解を深めたり、そこにもっとコミットしたいという意識の高まりを感じることができた。
スピーカーのみなさんはとても興味ある素晴らしい話ばかりでかっこよかったし、運営のみなさんもこれだけ人がたくさん集まると大変なことが多かったと思いますが、快適に楽しい3日間を過ごすことができました。お疲れ様でした!!!
2017の開催も楽しみにしています!!!