4
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

ons-carouselのインデックス初期化バグ対策

Last updated at Posted at 2016-12-13

この記事は、Onsen UI Advent Calendar 2016 の14日目の記事として作成しました。

※このバグはOnsen UI 2.0.5以降で修正されています
※Angular2バインディングではまだ起こるようです(https://github.com/OnsenUI/OnsenUI/issues/1815)

はじめに

#1565は2.0.1で修正すると言ったな」
「そ、そうだ、アシアルさんっ...早く直しt...」
「あれは嘘だ」
「ウウウアァアアアア!」

以前取り上げたons-carouselのバグの改修は進んでいないようです。

しかし、アプリは作らねばならない。

動作環境

  • OnsenUI 2.0.4
  • AngularJS 1.5.9
  • Android 5.1.1
  • iOS 10.1

問題

ons-carouselを使用する際、

  • ons-carouselをスワイプしてカルーセルの現在位置を変える
  • pushPage()で別のページに遷移
  • 遷移後のページでAndroidならキーボード表示、iOSなら画面を横に傾ける
  • popPage()で遷移前のページに戻る

と操作すると、カルーセルの位置が初期値(index=0)に戻ってしまいます。

解決方法

まず、postchangeイベントが発生したらカルーセルの表示位置を保存します。
インデックス初期化バグはページ遷移後に発生するので、それ用のフラグpagePushedを準備します。

main.controller.js
vm.carousel.on('postchange', function(event) {
    if (pagePushed) {
        needFix = true; // バグ発生を検知
    } else {
        lastIndex = event.activeIndex;
    }
});

ページ遷移後、カルーセルが表示されていないにも関わらずpostchangeイベントが発火した場合は「バグが発生した」とみなします。

次にページ遷移の実行部分の処理です。

main.controller.js
var options = {
    prePop: checkCarouselBug,
};
navi.pushPage('detail.html').then(function() {
    pagePushed = true;
});;

バグ発生時にカルーセルの位置を戻す動作をpushPage()の引数として渡すと、遷移先のページで呼び出すことが可能です。

main.controller.js
function checkCarouselBug() {
    pagePushed = false;
    if (needFix) {
        needFix = false;
        $timeout(function() {
            vm.carousel.setActiveIndex(lastIndex); // 復元
        });
    }
}

最後に、遷移後のページでpopPage()の直前にバグチェックを実行します。

detail.controller.js
function back() {
    var options = {};
    args.prePop(); // バグチェック&インデックス復元
    navi.popPage(options);
}

これでOK!

おわりに

ページ毎にインデックス復元を実行しないといけなくなるので、あまり良い方法とは言えませんが、とりあえず現状はこれで対応可能です。

今回の修正の内容は以下で確認可能です。
http://codepen.io/puku0x/pen/WogwRg

※ 遷移後ページの戻るボタンの表示が崩れていますがv2.0.4の不具合のようです

4
2
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
2

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?