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S3 コンテンツの Basic 認証 + HTTPS 配信

Last updated at Posted at 2016-06-18

S3、使ってますか?

私 S3 好きですが、たまに思います。HTTPS ほしい1とか、Basic 認証ほしいとか。社内で使うにはバケットポリシーで十分ですが、お客様に見せるときに困ることあるじゃないですか?
かといって CloudFront を HTTPS や閲覧制限のためだけに用意するのも・・
EC2 ・・え、ここにきてサーバー使う・・・?っていう。

なので(Nginx や HAProxy よりも Docker で使いやすく)
それらの課題に対処できる軽量ツールを作りました。

Docker イメージ2

2パターンあります。

  • pottava/s3-proxy
    バケットにアクセス権のある クレデンシャル3 さえあれば OK
    (静的 Web サイトホスティングの設定などは不要)
pottava/s3-proxy
# 必須の環境変数は `AWS_S3_BUCKET` のみ
docker run --rm -p 443:80 \
    -e AWS_REGION=ap-northeast-1 \
    -e AWS_S3_BUCKET=my-bucket \
    -e AWS_ACCESS_KEY_ID=AKIAIOSFODNN7EXAMPLE \
    -e AWS_SECRET_ACCESS_KEY=wJalrXUtnFEMI/bPxRfiCYEXAMPLEKEY \
    -e HTTP_CACHE_CONTROL="no-store, no-cache, max-age=0" \
    -e HTTP_EXPIRES="Thu, 01 Jan 1970 00:00:00 GMT" \
    -e BASIC_AUTH_USER=username \
    -e BASIC_AUTH_PASS=password \
    -v `pwd`/certs:/certs \
    -e SSL_CERT_PATH=/certs/cert.pem \
    -e SSL_KEY_PATH=/certs/key.pem \
    pottava/s3-proxy
  • pottava/proxy
    PROXY_URL に指定した4 Web サイトに リバースプロキシ
    (静的 Web サイトホスティングの設定が必要)
pottava/proxy
# 必須の環境変数は `PROXY_URL` または `PROXY_PATTERNS` のみ
docker run --rm -p 443:80 \
    -e PROXY_URL="http://web.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com" \
    -e BASIC_AUTH_USER=username \
    -e BASIC_AUTH_PASS=password \
    -v `pwd`/certs:/certs \
    -e SSL_CERT_PATH=/certs/cert.pem \
    -e SSL_KEY_PATH=/certs/key.pem \
    pottava/proxy

いずれも Go 1.6 で実装しているため、SSL/TLS を有効にした(SSL_CERT_PATH と SSL_KEY_PATH を渡した)場合、地味ですが、HTTP/2 での接続 になります。

Arukas で使ってみる

Arukas のエンドポイントは デフォルトで https なので
上述サンプルのような SSL/TLS 証明書やその指定は不要です。

1. アカウントの作成

まだ β 期間中なので無料で利用できます!
https://arukas.io/

2. アプリケーションの作成

https://app.arukas.io/ で「新しいアプリケーションを作成」

新しいアプリケーションを作成

3. アプリケーションの設定

必要な項目を埋めて「アプリケーションを作成」します。

項目  
App Name てきとうに
Image pottava/s3-proxy
Instances そのままでOK
Memory どちらでも
Endpoint てきとうに
Port 80 TCP
ENV AWS_REGION S3 リージョン
AWS_S3_BUCKET S3 バケット名
AWS_ACCESS_KEY_ID AWS アクセスキー
AWS_SECRET_ACCESS_KEY AWS シークレットキー
BASIC_AUTH_USER Basic 認証ユーザー名
BASIC_AUTH_PASS Basic 認証パスワード

アプリケーションを作成

4. アプリケーションの起動

トップページから、いま作成したアプリケーションを起動してみます。

アプリケーションの起動

5. エンドポイントへの接続

アプリケーション詳細画面で「アプリは起動状態です」と表示されたら
以下の URL にアクセスしてみます。

エンドポイントの確認

Basic 認証かかりました?

Arukas、無料でこれができたらもちろんうれしいのですが
将来有料になっても、分単位の課金であればありがたそう!!

 


  1. / を /index.html などと解釈してくれる静的 Web サイトホスティングで。 

  2. それぞれ Docker イメージではなく、クロスコンパイルしたバイナリとしても配布しています。pottava/s3-proxy & pottava/proxy  

  3. EC2 上であれば、インスタンスロールでも動作します 

  4. 複数のターゲットを指定し、仮想ドメイン・パスでの振り分けもできます。こんな PROXY_PATTERNS="/static=http://assets.cdn,*.example.com=http://app.io,*=http://sorry.com" 

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