はじめに
Raspberry Pi 3B(Raspbian)において、apt-get install nodejsでインストールされるNode.jsのバージョンはv0.10.29でとても古く、最新のパッケージが使えない。
そこで最新のNode.jsをインストールしようと思う。
なお、以降ではpiユーザーでログインしていることが前提となっている。
パッケージの入手
https://nodejs.org/ja/download/ からダウンロードすればパッケージは入手できる。
パッケージはLTS(安定版)と最新版があるが、安全路線で安定版を選択すると良い。
Raspberry Pi 3BのCPUをcat /proc/cpuinfoで調べると、ARMv7と表示されるので、このCPUに合ったものを以下のコマンドでダウンロードする。
(今回はnode-v6.10.0-linux-armv7l.tar.xzをダウンロードした。)
$ cd ~/Downloads
$ wget https://nodejs.org/dist/v6.10.0/node-v6.10.0-linux-armv7l.tar.xz
インストール
ダウンロードしたパッケージを以下のコマンドで展開する。
$ cd /usr/local
$ sudo xzcat ~/Downloads/node-v6.10.0-linux-armv7l.tar.xz | sudo tar xvf -
$ sudo mv node-v6.10.0-linux-armv7l nodejs
PATH設定
$HOME/.profileに以下を追記してnode、npmなどのコマンドにパスを通す。
if [ -d "/usr/local/nodejs/bin" ] ; then
PATH="/usr/local/nodejs/bin:$PATH"
fi
ログインし直すと、nodeコマンドがどこからでも使えるようになる。
$ node -v
v6.10.0
Express追加
試しに、以下のコマンドを実行して、正常にパッケージがインストールされるかを確認する。
$ sudo npm install express-generator -g
$ express --version
4.14.1