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OctoberCMSの導入

Last updated at Posted at 2016-08-24

さっき書いた内容の薄っぺらい投稿が意外にも結構見られていて、焦りましたw

今回はローカルマシンでサイトと管理画面が見られるところまでをまとめます。入門的な内容です。

ローカルマシンの環境は下記な感じで構築済みを前提とさせてもらいます。

  • OS: OS X El Capitan
  • DB: MySQL
  • httpサーバ: Apache 2.4

(最近はUbuntu16のDockerコンテナにnginx+PHP7で運用してます。OctoberCMSはすんなりnginxでも動きます。)

ローカルマシンへのインストール

インストール方法はGUIなど幾つかありますが、composerを使用するのが後々便利なので、composerでの方法を説明します。と言っても、非常に簡単です。
CUIからのインストールに関する公式ドキュメントはこちら

composerのインストール

composerのインストールしてください。既に入ってる場合は不要です。

インストーラーを実行してComposerを取得します

$ curl -sS https://getcomposer.org/installer | php

コマンドとして使用できるように適宜移動する

$ sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer

/usr/binの変更がEl CapitanからSIPで保護されており面倒なので、/usr/local/binへ入れます。新しいシェルを開くと直接呼び出せるようになります。
参考:composer公式ドキュメント

OctoberCMSのソースコード取得

OctoberCMSのソースコードをローカルマシンへ取得します。
書き込み権限のあるディレクトリで下記を実行します。任意のディレクトリ名のディレクトリが作成されてその中にソースコードがダウンロードされます。ここでは”my-blog"とします。

$ composer create-project october/october my-blog

ソースコードのインストールは以上です。とっても簡単!

ソースコードがクリーンなこの時点でgit管理を始めると良いですね。
どこをgit管理から除外すべきかはこちらの記事に書きました。

あと、少しだけ設定を変更します。

注意:「環境別の設定」で説明しているように、.envファイルを作成して設定を行えますが、これは本ページ最後の php artisan october:install を実施した後に行ってください。現時点(2017/11)では、 install コマンドが.evnの読み込みを上書きしてしまうので。

config/cms.phpを開きます。
composerで管理する場合、composerでのアップデートとCMSのアップデートが重複しないように、CMSのコアアップデートをOFFにします。trueにしても、プラグインやテーマの更新はCMSから可能です。

'disableCoreUpdates' => true,

また、なぜか、この期に及んでデフォルトの改行コードがWindows仕様になっており、CMSでページを作ると改行コードが\r\nとなるので、下記の様に変更しておきます。(それでも一部、CMSが作成するHTMLファイルの改行コードが\r\nとなってしまいますが・・・)

'convertLineEndings' => true

そして、2017/11現在、Laravel5.5を使ったベータ版を使いたい場合は下記をtrueにする必要があります。これをしないと、ベースになるLaravelは5.1になります。

'edgeUpdates' => true,

次に、ローカルマシンでも動作を確認したいので、その設定を行います。

ローカルのWebサーバへ配置

インストールしたOctoberCMSのソースコードをローカルwebサーバのドキュメントルートにソースコードをディレクトリごと移動します。

$ sudo mv my-blog /Library/WebServer/Documents/

webサーバが読み書きできるように、テキトーに権限をフルオープンにします。

$ chmod -R 777 my-blog

Apacheの設定をいろいろと変更していなければ、これでブラウザからhttp://localhost/my-blog を見ると、OctoberCMSのデモ画面が表示されるはずです。
(バーチャルホストなどの設定も別の記事で書こうと思います。)

しかし、管理画面はまだ見られません。CMSなのでデータベースの設定が必要ですよね。

データベースの設定

下記のコマンドで、必要なテーブルを作成してくれます。実行する前に専用のデータベースを作成して、そのデータベース名、ユーザ名、パスワードを把握しておいてください。ここでは、ローカルマシン上のデータベースで構いません。環境別の設定はこちらの投稿で説明してます。

$ php artisan october:install

以上で、OctoberCMSのインストールは完了です。

http://localhost/my-blog/backend/を開くとCMSの管理画面にログインすることができます。
デフォルトのID/passwordはadmin/adminです。

OctoberCMSは訳の分からないファイルをあちこちに作成することはないので、git管理を始めていない状態で開いても大丈夫です。

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