tpmとは
- tmuxのpluginを管理するためのツールである。
- vimのvim-plugやnodeのnpm、rubyのbundlerやpythonのpipみたいなもの
設置方法
githubのtpmからリポジトリをcloneして設置する。
% git clone https://github.com/tmux-plugins/tpm ~/.tmux/plugins/tpm
~/.tmux.confというdotfileを作って下記の手順通りに使いたいpluginを記述する。
# List of plugins
set -g @plugin 'tmux-plugins/tpm'
set -g @plugin 'tmux-plugins/tmux-sensible'
# Other examples:
# set -g @plugin 'github_username/plugin_name'
# set -g @plugin 'git@github.com/user/plugin'
# set -g @plugin 'git@bitbucket.com/user/plugin'
# Initialize TMUX plugin manager (keep this line at the very bottom of tmux.conf)
run '~/.tmux/plugins/tpm/tpm'
大事なのは一番下の部分だ。
tpmの起動は~/.tmux.confの一番下に書く必要がある。
そうではないとせっかく設置したプラグインが使えない。
のちほど説明する。
% tmux source-file ~/.tmux.conf
使い方
キー入力 | 説明 |
---|---|
prefix + I | 新しいpluginを設置する |
prefix + U | pluginをアップデートする |
prefix + alt + u | pluginのリストにないものをアンインストールする |
注意点
- prefixのデフォルト値は「ctrl + b」だが、自分好みの設定になっている場合が多い。
- 「prefix + I」と「prefix + U」のIとUは大文字である。
- itermでpluginのアンインストールができない場合がある。altキーの設定を下記のように変更する。
ハマったところ
設置方法にも言及しているが、tpmを起動(run)する部分が一番下に書かれていなければ、設置したpluginを正常に使えない。
最初検索で引っかかった誰かさんの.tmux.confファイルを参考にしたが、これがハマる落とし穴になってしまった。
そのときに参考にしたサイトがここだが.tmux.confの一番下にステータスバーの設定を読み込んでいる。
tmuxのステータスバーにバッテリーやCPU使用率などの情報を表示したくて、tpmを利用して関連pluginを設置したが、正常に表示されなかった。
tmux source-file .tmux.confで設定ファイルをリロードするときにちょっとだけ正常に表示され、すぐ消えてしまう。
いろいろ設定ファイルを弄ってみたけど、ダメだったので、pluginではないコマンドで実行して表示する方法に変更した。
(pluginもスクリプト形式で書かれているからコマンドと同様だろうな。)
- そのとき使ったコマンド
これらも結構気に入ったので、諦めていたが、どうにも気になり、もう一度調べた。
そこで見つけたのが設定ファイルの一番下にtpmをrunする部分を記入しないといけないと言う内容だった。
ネットで探した内容は参考にするだけで、githubや本家のサイトのreadmeとかをちゃんと読んだ方がいい。
英語が苦ってだからといて避けてしまうと痛い目に会う。
追記(2017/09/29)
- pluginのコマンドをrunやrun-shellが実行する場合、「...returned 127」というメッセージが表示されたら、pluginが設置されるディレクトリを確認して見よう。何なのかの理由でpluginが設置されない場合がある。tpmも結局はtmuxのpluginをgithubのリポジトリからcloneすることである。僕の場合だと、pluginの名前と同じ名前の空のディレクトリが存在していたが、「prefix + I」で設置できなかった。runやrun-shellの実行の対象がなかったので、「...returned 127」というメッセージが表示された。