はじめに
自分で作ったサービスのユーザテストしてますか?
私もユーザテストを数回実施しているのですが、ユーザテストする上で撮影機器の準備とか会議室の準備とか大変すぎて準備段階で疲れ果ててしまった経験があります
そんな時良さげなサービスを教えてもらって実際に使った結果、かなり良さを感じたので紹介します
※モバイルアプリ向け
結論 : Repro超便利
アプリのスクリーンキャプチャ&フロントカメラ撮影の動画を作る機能を持っているので撮影機器いらず。
アプリ起動で録画開始->自動で動画を転送してくれてRepro上で見れるので動画データの共有はReproにinviteすればOK。SDカードから動画を取り出す必要ナシ。
つまり、スマートフォンと記録用ノートPCだけでユーザテスト出来る!!!11!(出来ました)
Reproの導入にあたって行った作業は↓だけ(iOS)
- Reproにユーザ登録
pod "Repro"
- AppDelegateのdidFinishLaunchingWithOptionsに以下2行コードを追加
Repro.setup("YOUR_REPRO_APP_CODE")
Repro.startRecording()
撮影機器の準備が要らなくなったので1時間以上の時間短縮に。
大掛かりな撮影機器が無くなったので場所の制約から解放。
ユーザテスト後の撮影動画を公開する作業から解放。
占めて2〜4時間以上の工数削減を期待出来るんじゃないかなと思います。
PCとスマートフォンだけのカジュアルユーザテストが可能に
詳細説明するよ
従来のユーザテストと今回行ったユーザテストの構成を紹介します。
従来のユーザテストの構成
従来だとこんな感じでするのかなと思ってます
- ユーザテストの設計
- ユーザテストで確認したい内容を決める
- ユーザテストの流れを決める(画面遷移とか)
- 質問、アンケート内容
- 使うツール:スプレッドシート、テキストエディタ
- テスト端末
- iPhone、Android
- ユーザの操作を撮影する機器
- 後で見返すためにユーザの操作と声を録音する
- ビデオカメラ、検証用などで余ったスマートフォン、三脚、機器固定クリップ…etc
- ユーザテストの進捗をメモするためのPC
- 場所を押さえる
- 撮影機器の搬入と設置、モニタリング
- テストしてくれるユーザの手配
- 押さえた場所の予約時間に合わせて来てもらう必要アリ
従来のユーザテストでめんどくさいところ
スプレッドシートと格闘した後以下の作業が必要なのでかなりめんどい
- 場所を押さえる
- 撮影機器の運搬、設置が必要なので会議室などを一定時間抑える必要がある
- 撮影機器の設置
- ビデオカメラの位置調整、録画操作…etc
- 撮影後の動画共有
- SDカードからの取り出し、メンバーへ配布
- テストしてくれるユーザの手配
- 場所の時間が限られてるのでスケジューリングの必要アリ
今回のユーザテストの構成
- ユーザテストの設計(従来通り)
- 場所を押さえる(New!)
- 特に場所を押さえませんでした
- 会社のカフェスペースで実施
- ユーザの操作を撮影する機器(New!)
- Reproを使用(iOS)
- ReproをCocoaPodsで入れて2行コード書くだけ
- アプリを起動すれば録画される
- テストしてくれるユーザの手配(New!)
- 手配は従来通りだが、場所に縛られなかったのでフレキシブルなスケジュール調整
Reproの良い所
- 撮影機器いらず
- アプリ内に組み込んだReproが撮影してくれる
- 場所の制約から解放される
- 喫茶店みたいなところで行ったんですが問題なく録音出来ていました。
- 人混みだと厳しいかも。
- 撮影機器から動画を取り出す必要ナシ
- 共有が楽チン。サービスにinviteしてURL送るだけ
- 対応プラットフォームが豊富
- iOS、Android、Unity、Cocos-2dx
- 今回はiOSを使用
Reproの不便な所
- 撮影時間が最長480秒(8分)
- ユーザテスト中に一度ホームボタン押し、再度アプリを立ち上げ直して再録画する運用でカバーしました。
最後に
- 今回のユーザテストは私一人で行ったので準備作業が減るのはかなり助かりました。
- Reproは今回初めて導入したのでより良い使い方あるかもしれません。でもAppDelegateに2行書くだけで撮影環境作れるのは超便利だと思う。
- ユーザテストは手法がガチっと決まってなく属人的な所も多いと思うので難しいです。他にこんなツールつかってるよーとかあれば気軽に教えてもらえると嬉しいです