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ArduinoでSigFoxを使って通信してみた

Last updated at Posted at 2017-03-12

概要

某勉強会に参加してSigFoxとArduinoを使ってデータを転送するところまでやってみた。
以下2つをUSBで接続し、Arduinoにプログラムを書き込むことでデータを転送することができる。

  • 【SigFoxの通信デバイス】 DSC_0130_fix.jpg
  • 【Arduino、センサー】 DSC_0134.JPG

SigFoxとは

概要

  • LPWA規格の1つ
  • 仏SigFox社、および各国の事業者(1社のみ)が基地局を構築
    • 日本の場合は京セラ

特徴

  1. 各デバイスがSigFoxが管理する個別のIDを所持し、IPアドレス不要で通信
  2. SIMカード・アクセスポイント不要のグローバル用ネットワーク
  3. スループットが小さいが、通信距離が長く、消費電力が小さい

1, 2は、他のLPWA規格の通信(LoRA,Wi-SUN,...etc)と異なるかも?
3は、他の無線通信(3G/LTE、BLE,...etc)との違い

通信方法

  • デバイスが複数の基地局に対してデータを転送
  • 基地局のデータをSigFoxクラウドにて受信
  • SigFoxクラウドが他のIoTプラットフォームへデータを転送

fig1.jpg

使用方法

実施手順

  1. SigFoxクラウドへアカウント登録(今回は実施せず)
  2. SigFoxクラウドへデバイス登録(今回は実施せず)
  3. Arduinoの組み立て
  4. Arduino IDEによるプログラムの書き込み

Arduinoの組み立て

使用したもの
* Arduino Uno R3
* USBホストシールド
* 温度センサー(ロームセンサ評価キットのものを使用)

Arduino IDEによるプログラムの書き込み

以下2つを組み合わせて使用

* SigFoxのサンプルソース (リンク切れ)
* BD1020HFV用ソフトウェア

実行結果

sensor.JPG

所感

今回は、サンプルソースの実行をしただけのため、使用する分には特に問題がなかった。(多分、ライブラリの作成とかイロイロ苦労がありそう)
実行結果を見て分かる通り、他の基地局も含めて使って何度か通信が発生している模様。
デバイスと基地局との通信品質は、契約数でデバイスの数を把握できるので、それに合わせて基地局を順次増やしていく予定なのかな?
そういえば、暗号化しているのかどうかとか、イロイロ技術的な話を聞き忘れていたのが心残り。

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