FileMaker Advent Calendar 2015の22日目
[関連レコードへ移動] スクリプトステップについて書いてみる
[関連レコードへ移動] スクリプトステップとは?
関連レコードへ移動
目的
このスクリプトステップがアクティブなポータル内の行で使用されている場合を除き、関連テーブル内の現在の関連レコードに移動します。
構文
関連レコードへ移動 [テーブル:「<テーブル名>」; 使用するレイアウト 「<レイアウト名>」]
簡単な検証をしてみる
ミニマムな環境を作ってみる
ミニマムなスクリプトを書いてみる
動作を確認してみる
IDを入力して[抽出]ボタンを押すと「関連レコードへ移動」によって絞り込みが行われます
こうなるのは容易に想像つきます
[関連レコードへ移動] スクリプトステップは対象レコードの絞り込みに使える
対象レコードを絞り込むには?
対象レコードを取得する方法で思いつくのは
検索モードに移行して検索条件を設定して検索実行
Loopでレコードを舐めて検索条件に該当しないものを対象外へ
そして今回取り上げた
関連レコードへ移動
「関連レコードへ移動」が便利だなと思う使い方
1件だけ対象レコードにする
FileMakerで処理が対象レコードに対して行われようとした時にアワワってなる時ありませんか
例えば「印刷」
印刷するときにの印刷が「対象レコード」になっているのに全レコードが対象になっていて...
ちゃんと印刷が「現在のレコード」になっていればいいのですが
そんな時に簡単に現在のレコード1件だけを対象レコードにしてしまうこんな書き方
まあ現在のレコードを対象外にして、対象外のみ表示してもいいのですが..
ただしこの場合は先に全レコードを表示しておかないとおかしいことになる場合もあります
検索結果の保存(検索条件の保存ではない)
なにか処理をするのにユーザーが絞り込んだ対象レコードを壊してしまわないといけない
そんなときはユーザーが絞り込んだ結果を保持して、こっちの処理が終わったら戻してあげればいい
今日はここまで