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FileMaker14で追加されたボタンバー

Last updated at Posted at 2015-12-08

FileMaker Advent Calendar 2015の9日目

FileMaker14で追加されたボタンバー

ボタンバーって?

ボタンバーというレイアウトオブジェクトが導入されています。ボタンバーは、横または縦のバーにボタン、またはポップオーバーボタン(または両者の組合せ)を表示するためのレイアウトオブジェクトです。

こんなの
151209-01.png

要は複数のボタンを格納できるコンテナ
今まではひとつひとつボタンを作って[配置]-[グループ化]とかしていたやつです

詳しくは
FileMaker Pro のボタンバーの概要
を見てください

ボタンバーの設定を見てみる

ボタンバーの設定を見てみると
151209-02.png
こんな感じ
とりあえずどんなことができるのか簡単にわかります

ざっくり設定できる内容を挙げてみた

  • ボタンを並べる方向
  • ボタンの表示のさせ方(文字のみ、アイコンのみ、文字とアイコンの組み合わせ)
  • ボタンバーに何個ボタンを並べるか
  • 表示させるアイコンの選択
  • アイコンの大きさ
  • ボタンの種類の選択(ボタン、ポップオーバーボタン)
  • ボタンが押された時の処理

オリジナルのボタンも使えます

png形式、svg形式のアイコンを用意すれば使用できます
svg形式の方がベクターデータなので今後は主流になるかもしれないのと、最近ネット界隈でsvg形式の素材がたくさんあるので困らないかもしれません
アイコン一覧の下の[+]ボタンを押すと
151209-03.png
となって
151209-04.png
こうなります

実際に置いてみると
151209-05.png
こんな感じ
Icon made by Freepik from www.flaticon.com is licensed under CC BY 3.0

ボタンがひとつ入ったボタンバーを単なるボタンとして使ってもよいレベル

よさげなのが

ボタンバーのセグメントのサイズは、ボタンバーのサイズ、および設定されているセグメント数に応じて変化します。つまり、単一のボタンバーのセグメントは、均等に配置され、見た目も統一されるということです。

ってこと
いちいち微妙に調整しなくてもよきにはからってくれそう

こんな素晴らしいボタンバーなのに困ったこと

それはみんながみんなFileMaker14を使っていないこと

うちだけかもしれませんが、買い切りライセンスのユーザーさんが多くて未だ主戦場はFileMaker12かFileMaker13なのです
そうなると自ずとFileMaker12を使わざるをえない→せっかく追加されたボタンバーが使わせてもらえない
これは大問題です

UIコンポーネントに関してはバックポートをしてくれないのなら、いっそのことデータベースの互換性を切ってくれたらいいのに、などと黒い感情が湧いたりします

これがFileMaker Advent Calendar 2015の2日目の「FileMakerを仕事で使うならライセンス購入(年払い)で」につながる訳です

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