FileMaker Advent Calendar 2015の9日目
FileMaker14で追加されたボタンバー
ボタンバーって?
ボタンバーというレイアウトオブジェクトが導入されています。ボタンバーは、横または縦のバーにボタン、またはポップオーバーボタン(または両者の組合せ)を表示するためのレイアウトオブジェクトです。
要は複数のボタンを格納できるコンテナ
今まではひとつひとつボタンを作って[配置]-[グループ化]とかしていたやつです
詳しくは
FileMaker Pro のボタンバーの概要
を見てください
ボタンバーの設定を見てみる
ボタンバーの設定を見てみると
こんな感じ
とりあえずどんなことができるのか簡単にわかります
ざっくり設定できる内容を挙げてみた
- ボタンを並べる方向
- ボタンの表示のさせ方(文字のみ、アイコンのみ、文字とアイコンの組み合わせ)
- ボタンバーに何個ボタンを並べるか
- 表示させるアイコンの選択
- アイコンの大きさ
- ボタンの種類の選択(ボタン、ポップオーバーボタン)
- ボタンが押された時の処理
オリジナルのボタンも使えます
png形式、svg形式のアイコンを用意すれば使用できます
svg形式の方がベクターデータなので今後は主流になるかもしれないのと、最近ネット界隈でsvg形式の素材がたくさんあるので困らないかもしれません
アイコン一覧の下の[+]ボタンを押すと
となって
こうなります
実際に置いてみると
こんな感じ
Icon made by Freepik from www.flaticon.com is licensed under CC BY 3.0
ボタンがひとつ入ったボタンバーを単なるボタンとして使ってもよいレベル
よさげなのが
ボタンバーのセグメントのサイズは、ボタンバーのサイズ、および設定されているセグメント数に応じて変化します。つまり、単一のボタンバーのセグメントは、均等に配置され、見た目も統一されるということです。
ってこと
いちいち微妙に調整しなくてもよきにはからってくれそう
こんな素晴らしいボタンバーなのに困ったこと
それはみんながみんなFileMaker14を使っていないこと
うちだけかもしれませんが、買い切りライセンスのユーザーさんが多くて未だ主戦場はFileMaker12かFileMaker13なのです
そうなると自ずとFileMaker12を使わざるをえない→せっかく追加されたボタンバーが使わせてもらえない
これは大問題です
UIコンポーネントに関してはバックポートをしてくれないのなら、いっそのことデータベースの互換性を切ってくれたらいいのに、などと黒い感情が湧いたりします
これがFileMaker Advent Calendar 2015の2日目の「FileMakerを仕事で使うならライセンス購入(年払い)で」につながる訳です