WindowsからUbuntuにリモートデスクトップでログインするための環境構築

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はじめに

XRDPをX11RDP-o-Maticを使用しインストールするための手順です。

XRDPとは何か

Linux上で動作するRDP(リモートデスクトッププロトコル)の事です。
WindowsのリモートデスクトップのLinux版と考えてもらえれば結構です。

X11RDP-o-Maticとは何か

Debian系で動作するXRDPのビルド&インストールツールです。
そんなもの使わなくても

$ sudo apt-get install xrdp

でいいのでは?と思われるかもしれませんが、上記コマンドで入るバージョンは0.6なのに対して最新版は0.9です。
0.6では

  • 日本語キーボード配列に対応していないため自分で対応させる必要がある
  • リモートデスクトップが切断された時今まで使っていたデスクトップに接続出来ない
  • TLS接続に対応していない

等の事があり0.9を使用した方が良いのですが、自分でビルドするには必要なライブラリを全て自分でインストールする必要があり
削除の際も関連ファイル等を自分で削除しないといけないので大変面倒です。

しかし、X11RDP-o-Maticを使用するとgitさえあれば必要なライブラリは実行途中に全て自動インストールされ
削除の際もコマンド一つで行えるので大変便利です。
またこのツールを使用するとXRDPだけでなくX11RDPも同時にインストールされます。

X11RDPとは

XRDPのバックエンドサーバーです。
通常XRDPはVNCをバックエンドとして動いているので音声転送は出来ませんが
X11RDPはXを転送しているので音声転送にも対応しています。

事前準備

IPアドレスの確認をしておきます

### IPアドレスの確認
$ ifconfig 
          eth0      
          inetアドレス:192.168.11.250

作業内容

基本的には

日本xrdpユーザの会X11RDP-o-Matic説明ページ

https://xrdp.vmeta.jp/X11RDP-o-Matic

こちらの手順を参考に作業を行います。

XRDPのインストール


### ホームディレクトリに移動
$ cd ~


### パッケージを最新の状態に
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get upgrade


### gitのインストール
$ sudo apt-get install git

### X11RDP-o-Maticをクローン
#参考にした日本xrdpユーザー会のページではv3.03を使用するように書かれていたが
#現在の最新版はmasterなのでmasterブランチを使用
$ git clone https://github.com/scarygliders/X11RDP-o-Matic.git

### インストールを行う
#justdoitオプションはあらかじめ用意されているコンフィグ値を使用してXRDPの構築とX11RDPの構築を行う
$ cd X11RDP-o-Matic
$ sudo ./X11rdp-o-matic.sh --justdoit

特にエラーが出てなければ完了です。
下記コマンドでxrdpとx11rdpがインストールされている事を確認出来ます。

実行結果

$ dpkg -l xrdp x11rdp

要望=(U)不明/(I)インストール/(R)削除/(P)完全削除/(H)保持
| 状態=(N)無/(I)インストール済/(C)設定/(U)展開/(F)設定失敗/(H)半インストール/(W)トリガ待ち/(T)トリガ保留
|/ エラー?=(空欄)無/(R)要再インストール (状態,エラーの大文字=異常)
||/ 名前 バージョン アーキテクチ 説明
+++-==============-============-============-=================================
ii x11rdp 0.9.0-1 amd64 X11rdp backend for the xrdp remot
ii xrdp 0.9.0-1 amd64 RDP server for Linux

描画設定

描画にLXDEを使用する際の設定です。

### ホームディレクトリに移動
$ cd ~

### LXDEをインストールする
$ sudo apt-get install lxde

### 描画をLXDEで行う設定を記述する
$  echo "lxsession -s LXDE -e LXDE" > ~/.xsession

###

以上で作業は終了です。
手元のリモートデスクトップツールを使用し接続出来ればOKです。

参考

https://xrdp.vmeta.jp/X11RDP-o-Matic

2016/11/23追記

現在yumのepelリポジトリにはxrdp 0.9.0が存在するようなので
yumが使える環境の場合は yum install xrdp で入れた方が楽ですね