ごあいさつ
皆さん、こんにちは!
ついに始まりました、チャットボット Advent Calender 2016
ホスト(兼、もりあげ隊長)をつとめさせていただきます okajax です!
簡単な自己紹介をしますと、BITAデジマラボにてBotでやってみた!連載 を執筆していたり、
友人とsteelaxeというグループ名で、Webサービスを開発している者です。
みてのとおり、ややテンション高めなキャラですがよろしくお願いします♪
★Advent Calender参加者の方へ
まず、参加者の方の皆様につきましては、ご参加誠にありがとうございます m(_ _)m
楽しく素敵なAdvent Calenderにしていけたらな、と思っています!
それでは、最終日のクリスマスまでよろしくお願いします。
さてさて、第1日目は、
私が 実際にBotサービスをリリースして、ハシャいだりビビったりした(!?)体験談をお話します!
それでは、よろしくどーぞっ!
「Can I use? bot for Slack」をリリースしました
2016年5月、Microsoft Bot Frameworkで
Slack向けBotをつくり、実際にサービスとしてリリースしました。
名前だけでも大体予想がつくと思うのですが、
Slack上で「Can I use?」の情報を
サクっと見れてしまう、というBotです!
機能説明おしまいです!
以上です!それだけっ!
(こういった
超シンプルな機能だけのマイクロサービス、自分好きなんですよ。。。笑
Less is more! )
どんな反応があったの? ─リリース後の反響
主に海外から評価をいただきました!
海外エンジニア勢に、なかなかウケが良かったです!
反応あった場所は、主にGitHub・Twitterです。
ちょっと反響のサマリーを、GoogleAnalyticsで見ていきましょうか。
追加ボタンのクリック計測は以下のような形。
サイトの追加ボタンを計測する限り、約450以上のチームが追加してくれたようです。
ありがとうございましたー!✨
(とはいえ、勢いは完全に落ちています。厳しい現実ではあります)
ちょっと時系列をお話しますね。
〜5月〜
まず、友人のsteelydylanが、海外の掲示板に投稿してくれたのです。
そこから、ジワジワと注目を集めます。
〜6月〜
そして、ドカーーーーン!!!
何が起きたっっ!?
webdesignernews.com というWebメディアに取り上げられたのです。
それが大きな起爆剤となりました。
また、 uxdesign.cc にも取り上げてもらえました。
他にも取り上げてもらえたのですが、主力はこの上記2つでした。
いろんなWebメディアがあるんですねー!
勉強になりました!
〜8月〜
勢い薄れていたと思いきや、イベント数がジワジワと復活。
何事!? と思ったら
Can I use?の公式サイトにリンクが!
これは本当にありがたいですっ!!! (2016年8月当時)
ありがとうございましたっ。(`・ω・´)ゞ
お次は、気になるユーザー層。
国別でみると、上位5位が以下のような形。
だんとつアメリカで、2位は台湾!
やっぱり親日って事なんでしょーか!?
Thanks a lot!
日本も4位なのですが、
シェアやGitHubでの反応は日本人少なめの印象でした。
ビビった事もある!
華々しい話ばかり?と思いきや、ビビった事も多々ありました。。。
・GitHubで初めての交流。しかも外国の方と!!
まず、GitHubでリポジトリを公開するという事自体初めてだった私。
プルリクエストやイシューがきただけでビビっていたのに、
さらに外国の方から。。。
リリース後、反応が多いのは良かったのですが
「ネイティブの書く英語わかんないっっ!!!」と涙する日々。
友人のsteelydylanの助けを借りつつ、なんとかコミュニケーションする事ができました
・まぁDisられました
Twitterで外国の方から「おいおい、この部分どーなってんだ。ププッーwwww」とかDisられました。
もちろん手を抜いた私の責任なのですが、Disられて+さらに英語だし...で、とてもヘコみました。
でも、よくよく見ると
「これいいね!」「便利だ〜」の意見の数のほうが圧倒的に多かったのです。
嫌な意見ばかり胸に残りますけど、じつは少数なのでした。
そして、Disる人は、なんでもDisります。Disりたがりの人っているんです。
だって世の中には、きちんとGitHubでイシューとして投稿してくれる人もいるのですから!
「こういう人って結局、なんでもDisるよね。何かDisりたいだけなんだっ!!
きっとそうだもんっっっ!! (´;ω;`)ブワッ」
と自分に言い聞かせました。
今後サービスをリリースしようとしている方に、少しでも参考になれば!!笑
(Disられてつらいよ!ってなったら、私に連絡ください!笑
ひとりで泣かずに飲み行こう!なっ! 笑)
どうやって作ったの? ─開発舞台裏
使用技術は下記の通り!
- Node.js
- Microsoft Bot Framewrok V1
アイディアを思いついてからすぐ開発にとりかかり、ドメイン取得・サイトもつくって公開しました。
その公開までは2日間。
既存のCan I use?用のnpmモジュールがあったため、
まずはそれを使用しました。
受けとったプロパティ名をそれで検索→検索結果を表示
という、実にシンプルなもの。
ただ、検索機能に不安な所があったため
そこから友人のsteelydylanが「caniuse-query」という
npmモジュールを一晩で作成してくれました。(!?)
あとはプルリクエストを1件、受理したぐらい。
やった事としては驚くほど多くはありません。
そこまでの期間も約1週間ほど。
このスピードリリース、
UIをデザイン・実装する必要がないのが、チャットボットの良い所だと思いました。
なぜ作ったの? ─経緯
チャットボットなら、マイクロなUI・マイクロなサービスつくれそうだ! どんなBotつくろうかな〜! Less is moreはいいぞ!
MicrosoftBotFrameworkなら、Slack, Facebook... とかチャンネルが色々あるんだね〜。うーん、どうしよ。
そういえばSlackってほぼエンジニアしか使わない。ペルソナがハッキリしてて良い市場だよね〜♪
んっ! となると、Slack向けに技術Tips系のBotとか需要あるんじゃないか?
そうだ、「Can I use?」のBot版はどうだろう! Slackから確認できれば時間短縮になるし、自分も欲しいぞコレ!
という考えから、開発に乗り出しました!
少しは「市場ガ〜」「ターゲットガ〜」とか考えてたのです。笑
たとえばFacebook向けBotとしても、マスすぎて何がウケるのか/どんなニーズがあるのか、リサーチは大変ですし
だったらニーズがハッキリしている市場へ! というワケだったのです。
振り返ってどう?これから先は? ─感想と今後
Botという形を選択する事について
先にも述べたのですが、UIを自分たちで考えなくて良いという点で、
スピードがかなりのアドバンテージです。
すでに多くの人が使ってるプラットフォームに簡単に乗れるという展開のしやすさも
アドバンテージです。
ですんで、マイクロなサービスや、
ちょっとしんどい作業の自動化に、Botって選択肢はアリアリだと思います。
キャラ付けしたら可愛いですしね!笑
「Can I use? Bot for Slack」の今後
正直をいうと、Microsoft Bot Frameworkでできる事に限界を感じました。。
「Can I use? Bot for Slack」は
サーバーをHerokuに乗り換え、他のBotフレームワークにしようと思います。><
Microsoft Bot Framework嫌いになったとかではなく、選択と集中です。
Slackでウケるかも!?という仮説が当たり、
Slack集中って決めた → だったら最適なアプローチ手段が他にあるぞという事なのです。
もちろん、Microsoft Bot Frameworkなら
ワンソースでマルチチャンネル展開できるのは強い所です。
ですんで、私のように
「スタートをまずMicrosoft Bot Framework。集中すべき市場わかったら、他のフレームワークで」
というのも一つの選択肢ではないかと思います。
(Microsoft Bot Frameworkとは少しお別れかもしれませんが...
LUISは自分が試したBot向け自然言語処理APIの中で、最高です)
さいごに〜!
記事が長くなってしまった。。。
ずっと語る機会がなかったので、ババーっと喋ってしまった。笑
総合的に見ると、このサービスリリースは、とても良い経験でしたっ!
チャットボットのサービスを作ろうとしている方の、参考になれれば幸いですっ!
/* 現実的な事をいうと、
「良い経験でしたっ」とか過去系で言っちゃってるあたり、
サービスオーナーとして、**まだまだの自分。**という所です。
現在、勢いは落ちているので、完全な一発屋です。
自分の次の向き合う課題は、サービスを「維持する覚悟」になるでしょう。。 */
なにはともあれ、
最後まで読んでくださって、感謝でしたっ!
またお会いしましょうっ!(σωσ)/
それではー!