技術書は知りたい事があって、探しながら読書をすることがあります。
読んで気になるところは、しるしをつけると読み返す時に効果的です。
半透明フイルム付箋
電子書籍リーダーには ブックマーク, ハイライト, メモ の機能があって便利です。
紙の本でも、この3つの機能は 半透明フイルム付箋 を使うと代用できます。
半透明フイルム付箋 は文房具屋はもちろん、コンビニでも手に入ります。
100円ショップは、お店でオリジナルの種類があって面白いです。
ブックマーク
- ページにしるしをつける。
ハイライト
- 単語にしるしをつける。
メモ
- 覚え書きをつける。
- 本にメモを追加できるのは便利です。メモのサイズはいろいろあります。
電子書籍リーダーのノートブックの機能(しるしをつけた箇所をまとめる)はないですが
付箋は取り外しができるので しるしの誤り や 本の再使用 でとても便利です。
透明栞
便利な 半透明フイルム付箋 は本といっしょに持ち歩いていたいです。
しかし、たくさんの種類と枚数を持ち歩くのはちょっと面倒です。
そこで Discover
, Define
, Develop
, Deliver
で考えてみました。
Discover (発見)
- 観察
- 読書をして気になるところは、半透明フイルム付箋でしるしをつける。
- 読書を中断したページには、栞を挟む習慣がある。
Define (定義)
- 成果 (目的設定)
- 方針 : 読書の効率を半透明フイルム付箋で向上させる。
- 目的 : 本と半透明フイルム付箋を簡単に携帯する。
- 目標 : 付箋は8種類を持ち、4秒で半透明フイルム付箋を貼る。
- 手段 (仮説立案)
- 読書をしているページには栞が近くにある。
- 栞を半透明フイルム付箋のパレットにする。
方針, 目的, 目標 は 概念的(Conceptual), 論理的(Logical), 物理的(Physical) でイメージすると分かりやすいかな
Develop (開発)
- 1次試作
- ラミネートコーティングフィルムを貼り合わせる。
- 2枚を貼り合わせるので強度が増加する。
- 空気が入っても少々なら数日で抜ける。
- ラミネートコーティングフィルムを貼り合わせる。
- 2次試作
- 栞のサイズにカットして、半透明フイルム付箋を貼る。
Deliver (提供)
- 検証
- 好きな種類の付箋を任意の枚数で持ち運べる。
- 読書を中断したページには、栞を挟むからすぐに付箋を貼れる。
- 新しい発見
- 栞が透明なので、栞があっても文字が読める。
Continuous Improvement (KAIZEN)
- n次試作
- 継続的な改善を繰り返して、小型化や四隅の面取りをする。
- フィルムを貼り合わせるので間に好きなものを入れる。
透明栞は実用的に使えました。(この猫も 半透明フイルム付箋 なのです。)
ラミネートコーティングフィルムは B6サイズの8枚が100円 で入手できます。
大きめの栞(50mm x 140mm)でも16枚も作れて、値頃感がよいです。
Enjoy 技術書
Tips
Double-Cycle Process
栞の作成で利用したDDDD
は、基本的な経済活動も4つのプロセスで表現できます。
これはカフェでドリンクを注文する簡単なシーケンスです。(登場人物が多め!)
Discover (要求)
-
接続の開始
- 来店者 が 受注担当者 に 注文の意思 ("注文してもいいですか") を伝える。
- 受注担当者 が 来店者 に 注文の許可 ("どうぞ") を伝える。
-
要求の発生
-
受注担当者 が 来店者 に ドリンクの
種類
・大きさ
・温度
の聞き取りをする。 - 受注担当者 が 受注書 を作成する。
- 受注担当者 が 来店者 に 受注書 を送る。
-
受注担当者 が 来店者 に ドリンクの
Define (指示)
- 解決の立案(要件定義)と指示
- 受注担当者 が 指示担当者 に 受注書 を送る。
- 指示担当者 が ドリンク を定義する。
- 指示担当者 が 作業指示書 を作成する。
Develop (製造)
- 作業の実施(製品開発)
- 指示担当者 が 作業担当者 に 作業指示書 を送る。
- 作業担当者 が ドリンク を作成する。
- 作業担当者 が 作業報告書 を作成する。
Deliver (配達)
-
製品検査
- 作業担当者 が 検査担当者 に 作業報告書 を送る。
-
検査担当者 が ドリンクの
種類
・大きさ
・温度
を検査する。 - 検査担当者 が 検査報告書 を作成する。
-
製品提供
- 検査担当者 が 提供担当者 に 検査報告書 を送る。
- 提供担当者 が 来店者 に ドリンク を提供する。
- 来店者 が 提供担当者 に 受領書 を送る。
-
製品利用
-
来店者 が ドリンクの
種類
・大きさ
・温度
を検証する。
-
来店者 が ドリンクの
-
接続の終了
- 来店者 が 各担当者 に 注文の感想 ("ごちそうさま") を伝える。
- 各担当者 で 行為 を分析する。そして新しい発見へ...
DCP は発見と定義を繰り返し、正しいものを開発して継続的に提供するモデルです。
(カフェでも前工程の異常を検知すると、前工程からのやり直しが実行されます。)