PC購入の背景と目的
背景
- プログラマーもすなるDeep Learningといふものを,デザイナーもしてみむとてするなり。
- cudaを動かすためのnvidiaのグラフィックボードが必要
- 手持ちのMBP2014midにnvidiaのGPUが付いているが,GPUメモリの量が2GBだと足りないらしい。cuda数も。
- 2010年に買ったdell precision T3500はもちろん非力。
- GPU強ければレンダラーもいろいろ遊べそう。
目的
deeplearningと3dcgレンダリングが個人でストレスなくできるPCを選んで買う。
どのようなスペック,価格のPCが適切かリサーチ
どのGPUにするか
2016年9月に調べ始める。まず参考にするのが
deepstatin
basic edition(当時はgtx980ti)が25万程度,personal edition(当時はgtx Titan x1)。自分の予算からいうとこの間ぐらいが適切。もちろん安いほうがいい。
GPUが大切なので,まずはGPUでPCを選ぶべきだということ。
すると現行Mac proはAMDなので,泣く泣く却下。
すると,Pascal世代のgtx1080か,もしくはTitanが候補。
ただし北米では8月にtitan発売していたものの,日本ではまだ発売されていない。また過去のNvidiaの発売状況と噂によれば,発売されてもすぐには出回らない&高いのと,年始発表予想の1080tiが出ればtitanよりだいぶ安くtitan並みの性能(cuda数とメモリ)とのことでtitanは退く。(10月に日本でもPascal Titan Xは発売して,後半にはサイコムでも選択可能に。ただし1080より12万ほど高い=1080SLIとほぼ同価格)
結論は1080。将来的に必要になったら1080を売って1080tiに替えるなり,1080の二枚挿し(SLIという)をすればよい。
どこの会社のBTOにするか
何度も見てお世話になったのは,この方のblog。
自作とゲームと趣味の日々:激冷え簡易水冷GTX 1080搭載の「G-Master Hydro Z170」BTO PCをレビュー
- とくに最近のGPUは発熱が大きいので,本来の性能を出すにはいかに冷やすかが重要。
- 簡易水冷は冷却性能強い。
- sliやるならケースもいいものが必要。
- sliやるなら,チップセットはz170などよりもX99で選べるCPUのほうがCPUボトルネックが発生しにくい。
- 電源が壊れやすいのでしっかり選ぶ。ただ1080SLIでも750Wで足りそう。
このあたりの性能を考えると,Sycom: G-Master Hydro-X99IIが強く押し出される。
見積もるとwindowsOSと保証まで含めると35万程度で,最低性能で1080gtxを一枚積むだけならば25万程度あれば済むので悩ましい。
ただし冷却性能,sliの可能性を優先してSycomのGPU簡易水冷BTOPCに決断。冷却できなければ本来の性能も出ないらしいし,安い構成だとsliは不可。つまりこれより拡張できない。
どのようにカスタマイズするか。
構成は以下
G-Master Hydro-X99II
parts | spec | comment |
---|---|---|
CPU | Intel Core i7-6800K [3.40GHz/6Core/HT/L3 15MB/TDP140W] | X99チップセットで選択できる最小構成。xeonにしなかったのはeccメモリとかつけないし,マルチCPUにもしないから |
水冷UNIT | サイコムオリジナルAsetek 550LC + Enermax UCTB12P [水冷ユニット] ※メンテナンスフリー(標準) | CPUも水冷できる |
MOTHER | MSI X99A GAMING PRO CARBON [X99チップセット]★東京ゲームショウ出展キャンペーン 10,000円引き(20台限定!)(+6,150円) | 値引きされていて,これはかっこよさで選んだ |
MEMORY | なし(-4,760円) | マザボがOC対応でDDR4-3466に対応してたのて,別途32GB購入 |
READER | カードリーダー [SFD-321F/T71UJR-3BEZEL] + 5インチベイ取付マウンタ(+2,390円) | sdカード読み込み用 |
HDD/SSD | Intel SSD 600p Series[M.2 PCI-E SSD 512GB]★新入荷★(+3,950円) | このM.2に接続すると速いとのこと。 |
HDD/SSD2 | Crucial CT525MX300SSD1 [SSD 525GB]★10/31まで「SSD値引きキャンペーン実施中」4,000円引き!(+11,920円) | 2枚目もSSDにする。 |
OptDrive | 【黒】DVD; LG GH24NSD1 BL+書込みソフト(標準) | |
VGA | サイコムオリジナル水冷静音仕様 GeForce GTX1080 8GB+Asetek 740GN水冷+Enermax UCTB12+CARDKEEPER [DVI/HDMI/DisplayPort*3](+35,100円) | GPU水冷重要。 |
CASE | 【白】Fractal Design DEFINE R5 White Window [クリアサイドパネルタイプ] + サイコムオリジナル天板防塵フィルタ(+1,600円) | このケースは評判良いとのこと。将来白い空間に置くことを考えてホワイトにしてみた |
CASE-Option | 内部LED発光システム (LED ILLUMINACION 切り替えリモコン付属)(+2,450円) | 楽しい| |
POWER | Fractal Design Edison M 750W (FD-PSU-ED1B-750W) [750W/80PLUS Gold]※高品質Seasonic製OEM※(+2,980円) | 購入時,安い1000W電源は売り切れていたので,750Wで我慢。Seasonicは高品質とのこと |
OS | Microsoft(R) Windows10 Pro (64bit) DSP版(+23,370円) | モデリングソフトなど使うために必要なのだが,生協とかで安く買えないか悩んだが,ないので購入。高い。 |
保証 | 通常保証1年+延長保証2年(+15,760円) | サイコムの延長保証はコスパ良いらしい |
合計金額 | 332,600円 | あとはメモリ台足して35万強 |
LEDとか無駄なんじゃ,と思うかもしれませんが,自分は機能主義者ではないのだ。これで1日あたりの作業時間が15分増えればよいのだ。
いろいろ組んでみたら,deep stationもmac proも全然高いわけではないことがわかる。
macproがnVidiaだったら自分はりんごしかたべないので選択したのだが。deepstationのpersonalエディション以上のチップセットC612はデュアルCPU可能だし。
購入
内臓のような冷却水ホースとゲーミングマザーボードのLED!メモリ用ファンはcorsairについていたもの。4枚中2枚しか冷やせていないが。
このあとめちゃくちゃセットアップした。
あとラジエーターファンも吸気に変更した。これはもしかしたら最初からサイコムさんに頼んでおけばやってもらえたかもしれない。
レンダリングもバッチリ早いし。
せっかくだし4kモニタで作業したいですね。
ubuntuインストールやdeeplearning系フレームワークセットアップを今後進めます。