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さくらのレンタルサーバにTransmitでSFTP接続するまでの流れ

Last updated at Posted at 2016-01-29

Macを使っているWebデザイナーが、黒い画面ではなくTransmitでSFTPを使うまでの流れをまとめました。
サーバはさくらのスタンダードです。

設定の流れ

  1. 公開鍵と秘密鍵の作成
  2. configファイルの設定
  3. サーバに公開鍵を送信
  4. Transmitで接続

Step1: 公開鍵と秘密鍵の作成

ターミナルを起動し、次のコマンドを実行します。

$ ssh-keygen

(特にオプションをつけなければRSA方式の鍵ができるようです)

Generating public/private rsa key pair.
Enter file in which to save the key (/Users/username/.ssh/id_rsa):
Enter passphrase (empty for no passphrase):
Enter same passphrase again:

保存先とファイル名の確認、パスフレーズの入力(2回)を求められるのでEnterを押して進めます。
パスフレーズは入力しなくても進めますが、12文字以上のパスフレーズを設定しておきます。 → 追記へ

特に変更なく進めると、「 ~/.ssh 」ディレクトリに公開鍵「 id_rsa.pub 」と秘密鍵「 id_rsa 」が生成されたはず。
ターミナルで鍵ができているか確認してみます。

$ cd ~/.ssh
$ ls

id_rsa.pub と id_rsa が表示されればOK。

Step2: configファイルの設定

~/.ssh 」ディレクトリに「 config 」ファイルを作成します。
(アナログなわたしは空のテキストファイルを拡張子なしのconfigという名前で保存しました笑)

configファイルの設定を記述していきます。

Host example.com
  HostName アカウント名.sakura.ne.jp
  User アカウント名
  Port 22
  IdentityFile ~/.ssh/id_rsa
  IdentitiesOnly yes

1行目 Host の後は任意の名前でOK。わたしはドメイン名を使います。
configファイルに複数記述しておけるので便利。

Step3: サーバに公開鍵を送信

実はいちばん情報が解りづらいのがここでした。
(黒い画面が苦手なわたしはFTPクライアントでアップしました笑)

先に作成した公開鍵「 id_rsa.pub 」を「 authorized_keys 」という名前でサーバ上「 /.ssh 」にアップし、パーミッションを600に変更します。

Step4: Transmitで接続

最後はTransmitの設定です。
サーバにconfigファイルと同じホスト名を設定するだけで、ユーザー名やパスワードの入力がなくてもSFTP接続できるようになりました。

transmit.png

〈追記〉認証鍵のエラーについて

現段階では鍵生成時にパスフレーズを設定するとTransmitでパスワードエラーになります。
将来のバージョンで改善予定とのことですが、パスフレーズを設定しない方が簡単です。

参考)なぜ私の認証鍵は未サポートの形式と警告されるのですか? | PanicアプリでSSH鍵を使用する - Panic Library

参考サイト

たくさんのサイトを参考にさせていただきました。いつもありがとうございます。

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