ソフトウェアを書いて実現しようとする開発案件があるとき、なかなかうまくいかないことでイラつくこともあるだろう。
だが「問題が明確化できているときは、もう半分解けている」という言葉を贈ろう。
問題が隠れているときは、最後の最後の土壇場になって問題が発覚して足をとられることがある。
そのときには、その問題に対して取り組む時間も予算ももう残っていない。
問題が見えているときは、その問題に対して早めに取り組むことが可能になる。
だから、問題が隠れている状況よりは、問題が見えている状況の方がいい。
問題に気づいているのが1人だけという状況よりは、多くのメンバーがそのことに気づいている方がいい。
自分には解決できないことでも、別の人には容易に解決できることがある。
問題が何であるのかわかりにくいときは、その問題の別の表現を数多くしてみよう。
その中には、問題の本質を言い尽くしているのが出てくるはずだ。
問題を記述するときには、なるべく簡単になる表現がいい。
問題に対する解決案も、なるべく簡単になる表現の方がいい。
世の中にあるたいていの問題は、今回が初めての問題ってわけじゃない。
問題が明確化できれば、それに対する方策は、探せばなんかしら出てくる。
問題が明確化できているときは、半分解けている。