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GNS3にルータをエミュレートして使う

Last updated at Posted at 2017-04-27

はじめに

別の記事(http://qiita.com/nl0_blu/items/fbe7195036252f70ae25)
でGNS3の基本的な環境構築を行ったので、今回はその環境にルータをエミュレートしていく。

開発環境

  • GNS3 1.5.4
  • OS X EL Capitan
  • virtualbox(5.1.0)
  • GNS3 VM
  • Ciscoルータ
    (IOSは実機もしくはインターネット上から入手してください。この記事で共有することはしません。)

1.ルータのエミュレート

GNS3を起動して、Preferencesを開き
Dynamics/IOS routersの画面から下部の「New」ボタンを押す。
すると以下の画面が開く。

スクリーンショット 2017-04-27 23.16.50.png

GNS3 VMで環境構築を行ったことから、これを選択する。

次にIOSのイメージファイルを自分のディレクトリから選択する。

スクリーンショット 2017-04-27 23.24.42.png

ルータの名前等々を入力する。Name:は型番とかで良さそう。

スクリーンショット 2017-04-27 23.29.26.png

メモリーの設定をする。とりあえず、デフォルトのまま。

スクリーンショット 2017-04-27 23.32.18.png

ルータに装着するアダプタの選択をする。
この設定で、イーサネットやシリアルケーブルの差込口をエミュレートできる。とりあえず、イーサネットアダプタ4つの「NM-4E」にする。

スクリーンショット 2017-04-27 23.32.37.png

Idle-PCの設定。ネットワークをエミュレートする時にCPU使用を抑える設定がIdle-PCみたいなので、Idle-PC finderをクリックして、Idle-PCが計算されるまで待つ。

スクリーンショット 2017-04-27 23.33.28.png

入力後「finish」を押すと、ルータのエミュレート完了!

別のバージョンのIOSを入れたい場合も同様の操作だと思う。

ちなみに、、、頑張ればJuniperのルータをエミュレートすることもできるらしい。(おそらく、こんなに簡単ではないと思う)

2.簡単に遊んでみる

ホームに戻り、プロジェクトの作成を行う。
簡単な操作方法は以下

  • サイドバーを色々触ると、エミュレートしたルータやデフォルト?で入っているスイッチがあり、ドラック&ドロップで利用できる。
  • ケーブルはサイドバーの一番下にあるマークを押して、機器から機器に引っ張ると使える。
  • 機器を右クリックすると、ルータの「起動」「コンソール画面」「停止」など色々できる
  • ケーブルを右クリックすると、「WireShark」が開く。(インストールしている人のみ?)

スイッチを右クリックでVLANを設定することもできた。
適当にネットワーク作ってみた。。

スクリーンショット 2017-04-27 23.42.29.png

GNS3すごすぎ。

3.最初のトラブルシューティング

ルータを起動すると、なぜかCPU100%まで上がり、Macから恐ろしいファンの音が鳴るトラブル発生。。

原因:Idle-PCの初期設定ミス(おそらく)

対処:ルータ起動後、「右クリック/Auto Idle-PC」実行。

治った。

4. 最後に

環境構築に当たって、このサイトがすごく便利になりました。心から感謝します。
http://changineer.info/network/ccie_network_emulator/gns3.html#_or

準備は出来たので、ネットワーク構築の勉強頑張ります。

余裕があれば、操作ガイドやjuniperルータのエミュレートに関する記事を書きたいと思います。

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