TestCafeを使ってCircleCI上でE2Eテスト #Docker

CircleCI２でDockerな感じでやります。Circle2を初めて触ってて勉強成分が多いので色々間違ってるかもしれないです。

やること

とりあえずこんだけ。

ci中でdockerで適当にWebAppを建てる
TestCafeでテストする

順番を保証するためにdocker-composeを使って、WebAppが建ってからテストが流れるようにします。

ディレクトリ構造

.
├── .circleci
│   └── config.yml # ci設定
├── .gitignore
├── docker-compose.ci.yml    # ci用
├── docker-compose.test.yml  # ローカルテスト用
├── docker-compose.yml       # 開発用
├── koa
│   ├── .dockerignore
│   ├── Dockerfile
│   ├── index.js
│   ├── node_modules
│   └── package.json
└── testcafe
    ├── .dockerignore
    ├── Dockerfile
    ├── node_modules
    ├── package.json
    ├── screenshots    # スクショ入れ
    └── tests          # テストを処理する.jsを入れる

何故か３つもdocker-compose*.ymlあるんですが、何故かci上だとvolumesが効いてくれなくて空ディレクトリになっちゃう（調べてもﾜｶﾗﾝｶｯﾀ）問題が僕の環境だとなっちゃうので、上から

Dockerfileの中でコピーだけ
volumesでテストファイルをコンテナにマウント
WebAppだけの記述

みたいにして分けてます...

追記 (2017-8-8)

CircleCI 2.0 で docker-compose を動かすなら、Machine Executor にしないとハマる
こちらの記事を参考にさせていただいて、DockerImageなマシンを使わずに、MachineExecutorなマシンを使うとちゃんとvolumesでマウントさせることができました。

確認に使ったリポジトリ
https://github.com/nju33/example-e2e-using-testcafe-docker-image

WebAppを適当に作る

なんでもいいですが、今回はKoaで作ります。

yarn add koa

適当に書いて、

koaindex.js

const Koa = require('koa');
const app = new Koa();

app.use(ctx => {
  ctx.body = '<h1>ハロー</h1>';
});
app.listen(3000);
console.log('listen to 3000');

まるっとkoa/をコピーして、デフォルトでyarn serveされるようしてるだけですね。

koa/Dockerfile

FROM node
MAINTAINER nju33<nju33.ki@gamil.com>

COPY . /var/src/app/
WORKDIR /var/src/app
RUN yarn
EXPOSE 3000
CMD ["yarn" , "serve"]

これで起動したらlocalhost:3000にアクセスできるようにすれば、「ハロー」と表示されます。WebApp終わり。

TestCafe

TestCafeをインストールしときます。

yarn add -D testcafe

テストファイルは帰ってきた要素のテキストが「ハローか？」をチェックする簡単なのを用意。

testcafe/tests/test.js

import {Selector} from 'testcafe';

fixture`HTMLテスト`
  .page`http://koa:3000`;

test('<h1/>のテキストはハロー', async t => {
  const h1 = Selector('h1');
  await t.expect(h1.innerText).eql('ハロー');
});

TestCafeは、testcafe/testcafeというDockerイメージがあるので、これを使います。環境が整っていて、ローカルでtestcafe <args>としていたのをdocker run testcafe/testcafe <args>と置き換えればいいイメージです。

こちらもtestcafe/をまるっとコピーしてテストとして実行するファイルとか配置してます。

testcafe/Dockerfile

FROM testcafe/testcafe
MAINTAINER nju33<nju33.ki@gmail.com>

USER root
COPY . /var/src/test
WORKDIR /var/src/test
RUN set -x \
  && apk update \
  && apk add --no-cache yarn \
  && yarn

組み立て

docker-compose.ci.yml

version: '3'
services:
  koa:
    build:
      context: ./koa
  testcafe:
    depends_on:
      - koa
    build:
      context: ./testcafe
    command: >
      "chromium:headless --no-sandbox"
      /var/src/test/tests/*

depends_onでkoaサービスの後に、testcafeサービスが走るようになってます。実行するには次のコマンド。

docker-compose -f docker-compose.ci.yml run --rm testcafe

ci用の設定ファイル

v2から見るファイルが変って、.circleci/config.yml(circle.ymlじゃない！)になりました。

.circleci/config.yml

version: "2"
jobs:
  build:
    docker:
      - image: circleci/node:8.1.2
    working_directory: "~/test"
    steps:
      - checkout
      - setup_remote_docker
      - run: docker-compose -f docker-compose.ci.yml build
      - run: docker-compose -f docker-compose.ci.yml run testcafe

リポジトリにpushされると、~/test/の中にプロジェクトを展開して、koaとtestcafeサービスをビルドして、テストを走らせる感じのことをやってます。

setup_remote_dockerはci中でdockerとdocker-composeを使う為の魔法のワードらしいです。

ちなみに、ビルドしたDockerイメージをrestore_cache、save_cacheするのもやってみたんですが、規模が小さいと逆に時間掛かるみたいなんでやってません。（勘違いかもしれない）

結果

という訳でこんな感じで通りましたぜ

volumesが効かないのはなんとかしたい…