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OpenSpendingへの予算データの登録方法

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OpenSpendingへの予算データの登録方法

最近注目を浴びている「Where Does My Money Go?」などに見るように、予算データをオープンにすると可視化、比較などさまざまなことができます。予算データを公開するための「OpenSpending」が世界的に使われており、世界の予算を登録したり、公開することができます。また、Where Does My Money Go?のデータのソースにもすることができます。ここでは、

  • 予算をOpenSpendingに合わせて入力する
  • Where Does My Money Go?に読み込めるように、予算データをOpenSpendingに登録する

を説明します。

OpenSpending用のデータの作り方

OpenSpendingでは、世界各国の多様な予算データを入れることができるように、非常に柔軟な仕組みになっています。一方、そのため操作が難しくなっています。ここでは、Where Does My Money Go?で使うことのできるデータを、必要最低限で作る方法を説明します。

まず、OpenSpendingでは、最低限3種類のカラムが必要です。

  • ユニークID(予算を識別できる記号)
  • 予算の金額
  • 予算の成立した時間(年)

これに加えて、Where Does My Money Go?では、大項目、小項目などのラベルが必要です。また、大項目と小項目を結びつけるために、どちらにもIDが必要です。小項目は1つ1つ違うため、これをユニークIDとして使うことができます。

結果として、以下6つのカラムが必要になります。

  • 大項目名(Category)【Cは大文字で!】
  • 大項目ID(category_id)
  • 小項目名(Subcategory)【Sは大文字で!】
  • 小項目ID(subcategory_id)
  • 金額(amount)
  • 成立年(time)

これをExcelで入力してみます。ここにExcelファイルのひな形があります。注意する部分としては、金額や成立年は、「数字」で入力して下さい。また、予算は基本的には「千円」単位で記載されている場合が多いので、「000」を追加して「円」にしてください。OpenSpendingで読み込んでくれません。以下のようになります。これを、「CSV形式」で保存します。

Excelでの予算データ入力

Excelで出力したCSVファイルは、文字コードが「Shift JIS」のため、文字コードを変換します。「メモ帳」を起動して、CSVファイルをドラッグ・アンド・ドロップすると、開くことができます。

CSVのメモ帳での読み込み

そこで、「名前を付けて保存」をし、文字コードを「UTF-8」にします。これで、OpenSpendingで読み込めるようになります。

メモ帳でのUTF-8変換

あとは、これをWebで見られる場所に置いてください。適当なサーバーや、Dropbox、github pagesなどが良いでしょう。

OpenSpendingへのデータの登録方法

(OpenSpending一般についてですが、正常に画面が移動しなかった場合などは、「再読み込み」をして下さい。OpenSpendingはあまり安定していません。)

まず、OpenSpendingのアカウントを作成して下さい。OpenSpendingの右上に、「Login/Register」があります。そこから登録します。

OpenSpending

次に、データセットを登録します。ログイン後のダッシュボード画面で、左上の「Datasets」を選択します。

Dashboard

右下に「Import a dataset」があるので、そこをクリックします。

New

必要事項を以下のように入力します。「Identifier」はWhere Does My Money Go?でも利用するため、メモしておいて下さい。

Import

次に、予算データの読み込みに移ります。「Add a source」をクリックし、先ほど作成したCSVのURLを入力します。すると、データが読み込まれます。

add_a_src

データが正常に読み込まれたら、「Create a model」ボタンが出てきます。それをクリックすると、CSVデータのどの項がどのようなデータかを入力する画面になります。

dimension

「Add dimension」で、以下の4つのデータを入力します。

column type
amount: measure
year date
Category dimension
Subcategory dimension

以下のように入力していきます。「Subcategory」では、「Include in unique key」にチェックを入れて下さい。
amount(予算)


time(成立年)


Category(大項目、「Add Dimension」ではcategory/Dimensionで入力して下さい)

Subcategory(小項目、「Add Dimension」ではsubcategory/Dimensionで入力して下さい)

正常に入力が終わったら、「Save Dimensions」をチェックして下さい。その後、「dashboard」でデータの「Load」ボタンを押すと、ロードが始まります。たいていすぐに終わるため、画面を再読み込みすると結果が出ます。そこで、「COMPLETE」と表示されれば、正常に読み込めました。おめでとうございます!右の「Make Public」を押すと公開出来ます。

トラブルシューティング

データを上手くロード出来ない場合は、元データとOpenSpendingのどちらかが間違っている可能性があります。

  • OpenSpendingで、ちゃんと画像のように対応付けできていますか?
  • 元のCSVファイルで、金額や年が数字ではなく文字になっていませんか?(修正したら、CSVファイルの再読み込みが必要になります。再読み込みは、ダッシュボードの「Add a source」で読み込むことになります。この際、前の読み込みが残っていても大丈夫です。)