GAE/Go でテンプレートファイルをソースに埋め込んで扱う & テンプレートファイル更新時に自動で更新する

はじめに

• 前回 の続きで管理画面のテンプレートを文字列からテンプレートファイルに変更する
• テンプレートファイルは go-bindata を使って Go のソースコードに埋め込んで扱う
• また godo を使ってテンプレートファイルの更新時に go-bindata を実行してソースコードも更新する

レポジトリ

• https://github.com/nirasan/gae-admin

go-bindata でテンプレートファイルをコードに埋め込む

• go-bindata をインストールして実行するだけ

インストール

go get -u github.com/jteeuwen/go-bindata/...

実行

go-bindata -o bindata/bindata.go -pkg "bindata" -prefix "templates/" templates/...

• -o が出力先
• -pkg で出力するコードのパッケージを指定する
  • デフォルトだと main になってインポートして扱いづらいので任意で指定する
• -prefix でファイルを呼び出すときに省略する文字列を指定
  • 例のように指定すると templates/index.html を index.html だけで呼び出せる
• 最後の引数の templates/... が埋め込み対象のファイル
  • 例のようにすると templates 以下のファイルが全て対象になる

go-bindata で埋め込んだファイルを扱う

// 生成したコードをインポートし、ファイル名を指定すると []byte が取得できる
bytes, err := bindata.Assets("index.html")

godo でコードの自動生成を行う

インストール

go get -u gopkg.in/godo.v2/cmd/godo

設定ファイルの作成

• 設定は Go のコードで行う
• ファイル名は Gododir/main.go とかで固定

Gododir/main.go

package main

import (
    do "gopkg.in/godo.v2"
)

func tasks(p *do.Project) {
    do.Env = `GOPATH=.vendor::$GOPATH`

    p.Task("bindata", nil, func(c *do.Context) {
        c.Run(`go-bindata -o bindata/bindata.go -pkg "bindata" -prefix "templates/" templates/...`)
    }).Src("templates/**/*")
}

func main() {
    do.Godo(tasks)
}

ファイルの変更監視と自動更新を行う

• Gododir の上のディレクトリで実行

godo bindata --watch