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タスクランナーを使わずにnpm+webpackのみでWebアプリ開発

Last updated at Posted at 2015-09-01

はじめに

タスクランナーを使わずにnpm+webpackのみでWebアプリを開発するためのシードプロジェクトを作成しました.
フロントエンド開発のツールが多く煩雑なので,できるだけシンプルにしたいというのがモチベーションです.
テストまわりは未対応で,順次追加していく予定です.

[2015/9/7]
画像ファイル(png, jpg)をビルドできるようにしました.

シードプロジェクトの内容

ソース

https://github.com/nihsuy/webapp-seed-project

プロジェクト構成

├── src : ソースファイル
│  ├── index.html
│  ├── images
│  │   └── logo.png
│  ├── scripts
│  │   └── app.js
│  └── styles
│     └── app.scss
├── package.json : npm設定ファイル
└── webpack.config.js : webpack設定ファイル

使い方

npm install
npm run start

プロジェクトのルートで npm run すると,コマンドの一覧が表示されます.

  • npm run start: 開発用Webサーバを起動
  • npm run build: ビルド
  • npm run clean: クリーン

利用するツール

パッケージ管理: npm

開発環境のパッケージ管理を主目的とするnpmとブラウザで動作するライブラリ管理を主目的とするbowerがありますが,両方をnpmで管理します.

npmに統一する場合の問題点がnpm とフロントエンドのパッケージ管理の未来に書かれています.

ビルド: webpack

タスクランナー(Gruntやgulp)と依存モジュールの結合ツール(Browserifyやwebpack)を組み合わせて使うことが多いですが, webpackのみを使います.

各種データ形式を読み込むためにwebpackのローダーを使います.

  • babel-loader: ES6の読み込み
  • css-loader, style-loader: CSSの読み込み
  • sass-loader: Sassの読み込み
  • file-loader: 画像ファイルなどの静的ファイルの読み込み

ビルド設定は webpack.config.js に書きます.

コンソールで webpack を実行すると,ビルドが走ります.
-p オプションを付与すると,出力されるファイルが最適化されます.

開発用Webサーバ,変更監視,自動リロード: webpack-dev-server

コンソールで webpack-dev-server --content-base build を実行すると,開発用Webサーバが http://localhost:8080 で起動します.
--hot --inline オプションを付与すると,ファイルの変更監視,自動ビルド,自動リロードが走るようになります.
-d オプションを付与すると,デバッグ用のソースマップが出力されます.

ビルドされたデータはメモリに保持されファイル出力されません.ファイル出力する場合は別途ビルドする必要があります.

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