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スクラムマスタとプロダクトオーナーと周りを巻き込む力

Last updated at Posted at 2016-12-07

Advent CalenderでURLを書かずにタイトルを変更するって言うことが出来なくて、中途半端になってしまいました。
すみません。

そんなこんなで内容を更新したいと思います。

開発チームとの関係

スクラムマスタは基本的にチームの味方です。
チームの問題に対して、それを解消するための色々な雑多なこともこなします。
もちろん技術的な問題はチームが対応します。

プロダクトオーナーはチームの味方ではありません。
ただ敵でもありません。協力して良いものは作りますが、ビジネス側とのバランスを取る中立的な立ち位置です。

スクラムマスタからの巻き込み方

スクラムマスタはチームの改善活動です。
チームと信頼関係を作る必要があります。
一人一人のメンバーをチーム活動に巻き込む仕組みづくりが必要になります。
また、チームがよりよい活動が出来るための通訳をプロダクトオーナーに行います。
プロダクトオーナーがカバーしきれない範囲の決済者などの協力はスクラムマスタもしていかなければなりません。

例を挙げると、より開発効率を上げるためのIDEやプロジェクト管理ツール、カンバンツール、ドキュメント管理ツールなどは有料のものもあります。予算を取る、承認を得る作業というものはなかなか面倒なものです。
ただ、これがないことによってチームの開発効率が上がらないのであれば、それは開発における障害であり、スクラムマスタは真っ先に対応する必要があります。

では、この決済者を巻き込むために何が出来ればよいのか?
一番重要なのはチームがこの決済者の信頼を得ることです。信頼があれば一言で承認が降りるでしょう。
信頼がなければ、必要な理由と競合の比較とプレゼンを行い、資料にまとめた上で役員の決済も必要になるかもしれません。
つまりスクラムマスタはチームの信頼を得るための仕組みを考え、普段から巻き込む必要があるのです。
開発チーム状態、雰囲気の見える化、進捗や生み出した価値のリスト化など、伝わる形にしておくことが必要かもしれません。

ここでは決済者だけですが、ステークホルダーは他にも居るので沢山の人がチームを見えるようにしましょう。

プロダクトオーナーの巻き込み方

プロダクトオーナーはビジネスと開発の繋がる位置に最初から立っています。
ビジネス側との繋がりも強いため、開発チームだけではなくクライアントやユーザなどの巻き込み力が問われます。

開発チームの巻き込み方は以前の記事にも書いたとおり、ビジョンの共有が一番強力だと思います。
プロダクトとして実現したいこと、この開発する機能の価値。それを熱く語れることです。

そしてビジネスサイド、営業サイドの巻き込み方です。
プロダクトオーナーはプロジェクトマネージャとは別の人間になることがあります。
予算とスケジュールを持たないまま作るものを定義し直していくこともあります。

これらの人にはスケジュールと数字、市場の事例などでプロダクトの開発しているものを語れる必要があるでしょう。
また、これらの人たちは開発意識が低いため、定例の打ち合わせや相手が顧客などの場合も定例化したり、ヒアリングから開発したものをフィードバックするなど、参加している意識を増やすための情報をシェアしましょう。

なによりステークホルダーが誰なのかを把握する能力が必要です。

それぞれの役割を理解すること

一人で開発をしてものを作ることは出来ません。
そのために役割を分けてプロジェクトを進めていきます。
スクラムマスタやプロダクトオーナーは各役割をつなぐ重要なポジションです。
本に書いてあるとおりのプラクティスを全てこなしてもうまく行きません。

うまいサイクルを回すためには糊のような動きをすることです。
情報をうまく流通させ、情報のボトルネックになっていることを拾い上げる役割が必要になります。

情報流通をするためにはどうすればよいか考えてみましょう。

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